下のみたいな反対の人の記事とか、それへの反応を見ていて思うこと。
http://d.hatena.ne.jp/tikani_nemuru_M/20100705/1278299235]
http://d.hatena.ne.jp/Dr-Seton/20100309/1268138091]
日本の現在のエネルギー政策はもうすでに新エネルギー源の研究開発にシフトしてる。政策決定をする人たちは原発を永劫に使うつもりなんて毛頭ない。
エネルギー政策関連の予算を見れば。高速増殖炉にはすでに1兆円以上を突っ込んでるし、核融合関連でも(科研費とかも含めれば)それくらい突っ込んでるだろう。核融合炉関連なんかはこれからもっともっと突っ込むだろう。いわゆる自然エネルギー関連にも結構突っ込んでる。
なんでそんなに突っ込むのか?石油の値段で国家レベルの不況が来たり、永劫残るような廃棄物に悩まされるのには皆うんざりだから。
世界的な流れは「シートン俗物記」の人が訴えるような「今あるものを大衆に手放させる」ようなリアリティに欠けるやり方ではなくて、原子力、化石燃料、水力、太陽光などを使って枯渇を先延ばしして、伸ばしている間に新エネルギーの開発をする。という現実的な方針なわけ。短期的に原発回帰する国家だって並列して新エネルギーや省エネ研究を推進している。
それはITER(熱核融合の実験炉)に日本、アメリカ、ロシア、中国、インド、韓国、EU、とそうそうたる各国が名を連ねている事でもわかるはず。(参加国総人口では歴史上最大のプロジェクト)
一部の推進派が原子炉を永続的にを使えるかのように言っているのは知っているけど、みんながそう思ってるわけではない。なのにどうも推進派はみんなそう思っていると認識している人が居るように思えてならない。
それは違うよ。