2010-03-05

グーグルの存在する世界にて

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コピーライトという「既得権」に固執する人は、「コピーライトがあるがゆえに生じる逸失利益」というものが存在することにたぶん気づいていない。

(中略)

ビジネスというのは本質的に「ものがぐるぐる回ること」である。

「もの」の流通を加速する要素には「磁力」のごときものがあり、それを中心にビジネスは展開する。

逆に、流れを阻止する要素があれば、ビジネスはそこから離れてゆく。

「退蔵」とか「私物化」とか「抱え込み」というふるまいは、それが短期的にはどれほど有利に見えても、長期的スパンをとればビジネスとして絶対に失敗する。

ビジネスの要諦は「気分よくパスが通るように環境を整備すること」それだけである。

著作権はそれがあると「著作物の『ぐるぐる回り』がよくなる」という条件でのみ存在価値があり、それがあるせいで「著作物の通りが悪くなる」ときに歴史的意義を失う。

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