今のプロジェクトのプロデューサー(以下P)はやたらめったら義理人情に厚い。もちろん自称。
自称するだけであって、実際のところは自分の趣味の合う人は庇うが、既存の近しい人の欠点や問題点を言う人をやたらと遠ざける、という単純なもの。
さらにいうと、問題点を抱えたスタッフが先に述べた近しい人だったりすると、問題点として認識する事を止める、思考回路がかなりイカレている。
問題点として指摘すると、逆ギレしてくるので客観的な意見や、事実だとしても受け入られることは無い。
大変困った人間性の持ち主だ。
こういう人間がプロジェクトの最上位置に居るので実際に現場をまわすスタッフは大変だ。
なぜなら、そのPに近しいと思わせる行動をしておけば庇われる=仕事できなくても気が合うとクビにならない一生安泰終身雇用制度が出来ているから、セクションリーダーが無能でもPと気が合えば居座り続ける事ができる。そのおかげで仕事ができない上長に仕事を振ってもらわなきゃならないのだが、1週間振らないかと思えば今日中にやってくれって仕事を大量に投下する。途中成果物にも文句が多くて、最終的に帳尻合うモノも、合わない様に修正要望が入る。帳尻が合う事を説明しても理解できないから、思いつきを通そうとする。
もちろん現場の士気は下がる。士気だけならまだしも、無能が居るおかげで作業が進まない。
管理者が作業を止める。状況を聞くと「やっとくから~」と生返事。
プロジェクトマネージャーという肩書きが付いたスタッフが居るが、機能していないので、進行は滞ったまま。
止められた側がせっつき続ける事で、その糞リーダーはリーダーを降りたいと弱音を吐いたものの、Pは現場が滞ってると見抜け無いため、「おまえじゃないとリーダーは勤まらない!たのむ!やってくれ!」と言う始末。
結局、半年間もの間、何も進まない期間が生まれた。
新たに、「居座り続けてれば何も達成しなくても金貰える」ということに気づいたのだ。
だからのらりくらりと適当な事で遅れをごまかし続け、Pには聞こえの良い事を言って持ち上げて、自分への矛先を回避する。見上げたものだ。
そして、切れだした別セクションのリーダーが、「おたくのセクションが滞るとこちらはこれ以上作業できない」と切り出した。
おかげでPも気づき始めたらしく、糞リーダーが止めている作業を、糞リーダーが居るセクションの優秀なスタッフに振られることになった。
が、Pとの反りがいまいちで、糞リーダーよりもPと近しい存在になる事は望めない。
本当は彼がリーダーなればかなりの速度で進行するはずなのだが。周囲の人間はそれを望んでる。
作業を振られた彼も半ギレだったろう。
プロジェクト内で一番糞なスタッフが、期限も大幅に過ぎた状態で音を上げ、大量の作業を引き継ぐのだから。
Pの言う義理人情で一人の糞スタッフを守るものの、仕事ができる人に押し付ける現状はいかがなものか。
同様に問題を問題と認識できていないな。
それにしてもこのままではプロジェクトが泥舟のように沈み、全てのスタッフに不義理を行う事になるということにPは気づいていないのだろうな。
もうね、辞めなくていいから死んでくれ。
それを立て直したら、貸し1つ。その貸しのことを義理と呼ぶと思うのだが? なんの貸し狩りも無い状況で不義理って言われてもあれだし、貸しを貯めている状態で返してくれないのは...