http://jibun.atmarkit.co.jp/ljibun01/rensai/noeinjp24/noeinjp01.html
筆者は以前、中国政府の某高官からこのような話を聞いたことがある。
「一流の国、企業はルールを作る。二流はソフトウェアを作る。三流は組み立てだけをする。その意味で中国はまだまだこれからだ。あらゆる連携を通じ、知識を蓄え、中国が早く一流になれるようにベストを尽くしていかなければならない」
こういうことを言う人、たしかに中国にはたくさん居そうな気はする。
でも、本当は、「ルールを作る」ということをしたところで、作られたルールにビジネス・プレイヤーがのってくれないことのほうが多い。HTMLや、IPみたいな「標準」は確かにすごく強いけれど、実効力の無い「標準」が世の中、いかに多いことか!たんにルールを作る<だけ>のことは、そこまで難易度が高くない。ただ、単にルールを作る、という社会的なポジションに居た、というだけのことだ。
問題は、ルールにいかに従わせるか。このことのほうが大変だ。
本当にすごいのは、ルールを作る<だけ>の人よりも、ソフトウェアや組み立てを通じて、新しい製品を出して、結果的に<ルール>を変えてしまう人や、モノなんじゃなかろうか。
世の中を従えることは、そんなに単純じゃない。
ルールを作るプレイヤーよりも、実際にソフトウェアや、モノの技術を握っているプレイヤーのほうが相手を従える力をもっていることもあるし、ルール・セッターが実に大きな力を持ってしまう場合もあるだろう。
「一流はルールをつくる」
だ、なんて、たったそれだけの言葉には、集約できないことは多すぎる。
単に「ルール」という言葉が何を指しているか理解出来ていないだけかと。 「『作られたルール』を作る」ではなく「ルールを作る」なんだよ。 Googleがインターネットの「ルール」を変...
それはもちろん、そうだと思う。 あえて、バランスとらずに、ちょっとだけ、あおり的に書いてみた。