2010-02-01

http://longtailworld.blogspot.com/2010/01/jobs-on-google-and-adobe.html

さとみ先生口語翻訳は高確率で議論の余地がありますね。

On Google: We did not enter the search business, Jobs said. They entered the phone business. Make no mistake they want to kill the iPhone. We won’t let them, he says. Someone else asks something on a different topic, but there’s no getting Jobs off this rant. I want to go back to that other question first and say one more thing, he says. This don’t be evil mantra: “It’s bullshit.” Audience roars. -Wired

グーグルについて:我々が検索ビジネスに参入したのではない。あちらから携帯ビジネスに参入してきたのだ。見誤るなよ。彼らはiPhoneを殺したがってる。そんな真似はさせん(誰かが別トピで質問。止まらないジョブズ) その質問の前に、ワン・モア・シング言わせてくれ。この「悪をなさない」のマントラ、こんなものクソ食らえだ(会場どっと笑い)

“It’s bullshit.” → この「悪をなさない」のマントラ、こんなものクソ食らえだ

Bullshit を『クソ食らえ』と翻訳されるのは自由ですが、それだと bullshit が本来持つ嘘、という意味合いが薄れるのではないでしょうか?『あんなの嘘っぱち』とか?あと

Audience roars → 会場どっと笑い

は大きく間違い。Roar は例えば戦いの前に兵隊が“うぉ〜”って雄叫びを上げるような、そんな動詞。Roar では笑いの要素は想像できません。『会場は勝利の雄叫びに湧いた』、ではちょっと大げさだから、『会場は湧いた』くらいでしょうか。

元ネタを見ると、Jobs は bullshit とは言っていなくて、Don’t be evil is a load of crap だそうです。だったら『「悪をなすな」は全く戯言だな』くらい。

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