超能力はパーソナルリアリティ(自分だけの現実)によるものとされている。FATEでいえば固有結界。主観による客観への浸食が本質。
対して魔術は、あくまでの法則に従う技術、スキル、世界の内側での話で、ルールの行使、儀礼による操作が本質。
こういう対比において、学園都市のレベルファイブの上位が、世界律そのものにかかわる能力なのは偶然ではない。
メタというか現実で対応するものといえば、超能力はここでは創造性を意味する。世界に新しいものを持ち込む、主観による客観への浸食。
これに対して、魔術は、もっと技術的で、狭い意味で知的な能力だ。すでにあるルールを、別の形で転用し、利用する。それがマジック。
わりと美琴ってアニメの印象では弱いと思われていたと思うんだけれど、今回で片鱗が見えたとおり、
彼女より強いのは、負けないことそのものが能力であるような(反射とはそういうことだろう)一位と、世界の法則そのものに干渉する第二位だけ。
だいたい、電子というのは素粒子なので、それを自由にできるというのは、かなり世界の根底の構造に干渉できるということでもあり、
普通に考えても、応用の汎用性は高い。また、象徴的にも、元素の化身ということは、神話的な雷神のイメージでもある。
ところで、固有結界ということでいえば、とあるの超能力は、それぞれ「根源」とでもいうべき、願いの形のようなキーワードというか、
そういう意志が、能力発動のもとにある。それがたとえば、アクセラレータでは誰にも負けないこと、であったりした。
美琴が電撃使いであることの根源には何があるのか、というのも、考えてみると面白いかもしれない。
http://anond.hatelabo.jp/20091220205015 ちょっとおもろかった。 インデクスの世界観だと、 魔術の方が科学的(訓練次第であるレベルまでは誰でも学習可能)で、 超能力の方が個人依存強いよね...