民主党政権が発足してから色々とあって、閣内の意見が一致してなくね?とか、思いつきで発言する首相ってどうなの?とか、色々問題があるなあとは私も思います。しかし、保守的だと見なされるネットの論客(あんまり適切な例じゃないけどid:finalventとかね)がこぞって、「そらみたことか」的な発言をしているのを見て、まあ確かに理屈ではそうなんだろうけど、どうも共感できないよな、と思って何でだろうと考えていました。
で、当座の答えが出たから書き記しちゃおうというわけなんです。結論は、「私と彼らで一致する利益なんてない」、からなんですよ。
彼らは50年以上の長期にわたる自民党の政権下で人生を築いてきた人たちで、意識するにしろしないにしろ、さまざまな利益を得てきた人たちなのでしょう。その人たちが、システムの変化を目の前にして、これに対して恐怖し、その欠点をあげつらうことに余念がないのは当然ですよね。
我が身を振り返って鑑みるに、私なんかは高学歴ワープアの典型みたいな人生を送ってるわけで、特にこれと言って何か受益したことはないわけです。まあ少なくとも、自民党政権で良かったー、と思ったことは特にないわけです。貯金だってないし、長期雇用でもないし、社会保障だって期待してないし、結婚して幸福な生活が歩めると思ってもないし、子供を育てるなんてもってのほかですよ。
そんな私は、政権交代のあとに色々ごたついてるのを見ても、長い目で見てればそのうち何とかなるんじゃない、今がまずくても自民党政権に戻れば良いとはまったく思わないよ、ってな感じです。
ネットはフラットだからなんとなく忘れてたけど、奴らはエスタブリッシュされた人たちなんだし、奴らと私は見えてる世界が違うんだよな、ってことを肝に銘じとかないと。