友人のパーティーで。
高校時代、一度ぐらいしか話したことがなかった男の子に、
「あなたを眺めているのが好きでした」
と言われた。
高校を出たのはもう何年も前の話だ。
私が女子なら、これでときめかない訳がない。
そして私は女子なので完全にときめいた。
こんなに素敵な言葉を私は知らない。
そしてこの一言に、私は救われてもいた。
退屈な大学生活の中で、何となく漫画のキャラばかりを追い求め、
それらをむさぼる様に見るようになり、自分の服装も疎かになっていた。
女としての自分を見失いかけていたのだ。
でも、
こんな風に思ってくれていた人がいたこと。
そんな風に思ってもらえるぐらい、毎日たくさん笑っていたこと。
そういえば随分馬鹿なことばかりしていたものだ。
そんなことを思い出して、何となくもう一回、前向きになれるような気がした。
きがした。
した。
しただけかも。
きがしただけかも。
きがしただけかも。
何はともあれ、年月を超えた告白っていうのは、胸キュン度を恐ろしく高めるんだなと改めて思った。
みんなも五年後ぐらいにやってみよう!!
「ヲチ対象として」