2009-09-26

http://anond.hatelabo.jp/20090925184428

情状酌量加害者被害者(遺族ではない)との関係性だけで決められるものであって、

被害者加害者との関係とは無関係なところでの、被害者社会的評価によって量刑が左右されるべきではない。

同じ態様で人を殺したら、

たとえ被害者高所得者社会に貢献して人々に支持されている人であれ、

浮浪者社会に貢献しておらず死んでも悲しむ人がいない人であれ、

生物としての「ヒト」である以上、「人権」を持つ以上、量刑に差があってはならない。

加害者被害者の形式的な属性によって量刑が変わることはある。

たとえば未成年買春したら犯罪

少女セックスしたら合意の上でも犯罪

同じように強姦しても相手が処女だったら致傷罪。

加害者が不幸な環境に育ったら量刑は軽くなる。

これは、加害者被害者損益を妥当に評価するための采配であって、

「他者からの主観的な評価」とは無関係に決められるものである。

当事者たちをとりまく客観的環境及びそれから発する当事者主観」が考慮されることはあっても、

「他者の当事者たちに対する主観的評価」を考慮すべきではない。

記事への反応 -
  • http://anond.hatelabo.jp/20090923194020 「生き物」としては、みんな平等だけど、「社会的動物」としては、愛されている(というか、他人が必要とされている人間)はより価値が高い。 例えば、...

    • いや、おかしいだろ。 同じ動機で同じ様態で人殺しても、 相手の他者からの愛され方によって、受ける制裁の度合いが違うって、公平性に反するだろ。 なんで処罰を決めるのに第三者...

      • なんで処罰を決めるのに第三者の感情が反映されるのだ。 そもそも法律とか社会のルール自体がほとんどは加害者でも被害者でもない第三者である一般市民の感情にもとづいて決めた...

        • あなたのいう「第三者の感情」というのは抽象的な一般国民の「一般意志」のことで、 私がいう「第三者の感情」というのは、被害者に近しいというだけの、 当事者でない人間の個人的...

          • http://anond.hatelabo.jp/20090925004617 遺族が望めば死刑、遺族が望まなければ懲役、 殺したのが高所得者なら有罪、浮浪者なら無罪、 実際には「情状酌量の余地」というのがあるわけでし...

            • 情状酌量は加害者と被害者(遺族ではない)との関係性だけで決められるものであって、 被害者と加害者との関係とは無関係なところでの、被害者の社会的評価によって量刑が左右され...

          • あなたのいう「第三者の感情」というのは抽象的な一般国民の「一般意志」のことで、 私がいう「第三者の感情」というのは、被害者に近しいというだけの、 当事者でない人間の個...

            • つまり遺族だけなら考慮しなくていいが、多くの国民がもっと重い罰にしろという感情を持ってる場合ならおkということ? 殺人や全裸がいけないという「社会規範」は人間一般の...

      • 他人の利益を害するから処罰される、というのが刑法の根源にある考え方。 人を殺すともちろん殺人罪だけど、愛されてる人を殺せば、誰かが心情を害される。 つまり、利益を害する度...

        • その愛され度合いを除いて、まったく同じ条件であれば、その通りだろうな。 犯罪の行為態様や、被告人の犯罪後の態度などといった条件が。 ただ、そういった応報感情ってのは、あく...

        • おかしい。 「感情」は同じ状況同じ条件でも、人によって時期によって異なる。 客観的な行為に対する評価を、 主観的な感情、 それも「遺族」という「当事者でない第三者」の感情...

          • 誰かに精神的被害を与えるのも犯罪なんだから、殺人の直接的被害者でない遺族も犯罪の被害者では?殺人犯は殺人以外の罪を犯していてもその罪を罰するべきでないというのはおかし...

          • http://anond.hatelabo.jp/20090926004803 それも「遺族」という「当事者でない第三者」の感情を加味して、 決定するのはおかしい。 民事裁判であれば、遺族の物理的経済的逸失利益と...

記事への反応(ブックマークコメント)

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん