個人的な経験談で申し訳ないのだけれど、男女問わず「相手のしてほしいことを察知してやってあげる」行為を繰り返していると、人はそれに甘えてあたかも相手を使役していいかのような勘違いをしている風に振る舞うようになる。
初めは相手の好意から出ていることなのはお互い承知しているはずなのだけれど、途中から行動と結果の前提にある感情の意味が抜け落ちてしまって、相手が自分の為に行動するのが当たり前になってしまうんだね。
その一部の男性が身の回りのことや、物事の決定にあたかも女性より自分の方が優先権があるかのように振る舞うのは、ジェンダーの問題だろう。
しかし女性でも、男性に上座を譲られるのとか多少多めに出してもらうのが当たり前だったりとか暗黙のルールになっちゃってることはあるでしょ?女性の場合は家事よりこういったことにその「命令系行動」が現れるのではないかと思う。
で、男性のこれを防ごうと思ったら「お茶〜」と言ってきた時に「お茶がどうしたの?」と聞いて確認してやらねばならない。
親しき仲の礼儀は一体いつ、何をきっかけに吹っ飛ぶのか?
「お茶〜」って言った時に黙ってお茶をいれたら本格的に吹っ飛ぶよ。
自分が飲みたい時も、黙って相手の分を煎れるのではなくて、「お茶をいれるけど、いる?」と一言聞いて確認する。命令や甘えではなく「お願い」でないと動かないことを知らしめる必要があるのだ。
まるで子供の躾みたいだけれど、実際のところ似たようなものだ。何で人がこんなことに慣れちゃうかというと、身近な人からそうされて育ってたりするからだ。あなたのように親に言いつけられる、ということではなくて、黙ってても保護者がなんとかしてくれる、という意味で。
小学生の頃、遠足の日に「お弁当を作ってくださいお願いします」という台詞を使う子供よりは「明日遠足だからお弁当ね」という伝え方をする子供の方が多かったのではないかと思う。良し悪しは別としてね。
そこで家族の誰かに嗜められたら治るかもしれないし、見過ごされたらそれでいいんだ、と学習する。
理解出来ないなら全然する必要はない。ただ、ある程度まっとうな人間なら、礼儀を忘れるな、ということを言動で伝えていけば大部分は修正されるということは覚えておいてもいいと思う。腹を立てたまんまで悲しむことはないのだ。「それはどーよ」と伝えたら普通は我が身を見返すからね。
ちなみに私の家人は私が他人であることを忘れることはないが、それは家人が対人恐怖症気味だからだったりする。調子の悪い時は完全に私も近づけない。まあ、良し悪しだよね。
元増田です。 色んなご意見ありがとう。ブクマ200超えは初めてでちょっと嬉しかった。 実のところ、最初に書いたような礼儀が吹っ飛ぶ男性はごく一部であり上の世代はともかく...