2009-07-28

人間関係に対する苦難の日々。

なんとなく、自分人生を語ってみる。

昔から人付き合いが苦手だった。

運動が苦手で、やることがいつも人よりワンテンポ遅い、トロい子だった。

友達ができずハブられたことも1度や2度ではない。

中学生になって、ごく軽いいじめに遭った。

自分の悪口を書き連ねた手紙が靴箱に入っていたり、

クラス中からハブられたりといったことだ。

弱い自分は、すっかり人間不信になっていた。

同時に、この時期に学ぶべきだった、人との付き合い方を学ばずにきてしまったため、

ハブられながらも周りを見下しているような、傲慢な人間になってしまっていた。

高校生のとき、うまく人付き合いができない自分に気付き、

自分はいらない人間なのだ」「自分さえいなければ、クラスみんな仲がいいのだ」と思うようになった。

その裏には、努力して自分改善しようとしない甘えと、

周りの人間努力もせずにうまくやってるはずだという決めつけがあった。

自分は本当はできる人間だという傲慢もあった。

絶望で苦しくて苦しくて仕方なかった。

毎日泣いていた。

ある時、気がついた。

自分勉強だけは得意だった。

それなら、勉強で誰からも認められるようになれば、こんな絶望感を味わわずにすむのではないか。

まともな人間関係を築いたことのない自分は、

「すごいと周り中に認められれば、みんな自分尊敬してついてくるはず」という

虫のいい考え方をしていた。

そして浪人を経て、日本トップクラス大学に入った。

初めて恋人ができた。浮かれていた。

だが今まで、まともな人付き合いをしたことのない自分

恋人関係など、まともに築ける筈もなかった。

相手のことを思いやることもできず。

相手の気持ちを汲むこともできず。

相手が言っていることの意味も理解せず。

別れてから相手が言った。

「君は変だ。普通の人になればいいのに。君は理解できない。理解できないものに対する恐怖を感じる。」

糸が切れたように、自分廃人のようになった。

横になって呼吸をしているだけの日々。

今までどうして普通の生活が送れなかったのだろう。

どうして普通の人付き合いができなかったのだろう。

なんて自分は甘えているのだろう。

絶望の陰にあったのは、

自分はもっとすごい筈、自分尊敬して皆がついてくるような人間関係を築きたいという

傲慢があった。

抗鬱剤を飲み、なんとかかんとか就職した。

トップクラス大学なのに、なんでその会社なの?と言われるような

中小企業

コンプレックスは膨らみ、

自分はこんなところにいる人間ではないという気持ちが

頭をもたげる。

だが、さすがに学習していた。

そんなことを思っても何もならないことを。

人間関係の築き方を知らない自分

だが、仕事人間関係が何より大事。

自分にはコミュニケーション能力がない。

だから、ひたすらあたりさわりのない会話をすることを覚えた。

自分人生普通ではないから、徹底的に隠し。

趣味も隠し。

自分を隠し。

そんな人間が好かれる筈もない。

うまく築けない人間関係に七転八倒しながら、

人の顔色を伺う。

そうしてできたのが、ただの八方美人だった。

何の特徴もない、空気のような存在。

だが、自分はまだ願っているのだ。

いつか、人から好かれるような自分になりたい。

他の人がやっているように、自分をさらけ出し、本音でぶつかりあってみたい。

もうすぐ30歳になろうとしているのに。

自己啓発本を読み、あがく日々。

この歳で、まだ希望はあるのだろうか。

  • 人間関係の築き方を知らない自分。 だが、仕事は人間関係が何より大事。 自分にはコミュニケーション能力がない。 だから、ひたすらあたりさわりのない会話をすることを覚えた。...

  • 自己啓発本なんて読んでないで経書を読め。

  • http://d.hatena.ne.jp/hrkt0115311/20090728/1248789484 元増田です。ありがとう。何度も何度も読みました。 希望はあると思うと言ってくださり、涙しました。 ご指摘の通り、自分は人間関係につい...

    • これのリンク先読みたいのに読めない。 はてなダイアリー閉鎖の弊害だな!

      • はい https://web.archive.org/web/20090802085825/http://d.hatena.ne.jp/hrkt0115311/20090728/1248789484

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