連載マンガにおいてちょくちょく休載が入ることって今ではそんなに珍しいものではなくなった。読者の感覚も最近は鈍くなってきているような気がする。
なんせ冨樫義博の例があるから、年に3回も4回も突発的な休載が入ったとしても動じないわけさ。イブニングの餓狼伝なんかはひどい。休載を予告しているとはいえ、あんなわけのわからんペースで掲載するなら最初から「不定期連載」をうたっとけよと思う。あれもサボリ、「落とした」と言っても良い部類だと思う。
「面白ければサボッても許される」という感覚を生むので児童誌においては冨樫の扱いというのは教育上よろしくないし、そんなに誉められたもんじゃないと思う。ただし、漫画家にとっては福音というか、希望の指標なんじゃないかとも思ってる。わがままが許される、というのも漫画家の地位向上の形の一つだと思うんだよね。烈海王じゃないけど、強さってそういうことだと思うんだよね。
たださ、やっぱり読者はもう少し怒って良いと思うよ。だってサボリはサボリなんだもん。「クリエイターは大変だから」とか漠然と考えているのかもしんないけど、「プロだったら落とすな」という言い方もできるはずだと思うんだよね。
これはソフトウェア(OSとかエロゲ)の発売延期についても同じことが言えると思う。発売延期ありきのスケジュールを立てている悪いエンジニアや広報が居ないか。
同じような甘えが、今マンガ家の間にも浸透しているような気がする。