そこでも自分は少数派に属することが多かった。
ある議題で「レクレーションを放課後にやるべきか」という討論になったのですが、
自分とある女子生徒の二人を除いてそれ以外は全員賛成ということもよくあった。
自分としては、元々悪名高いクラスでもあったし、放課後も拘束されるのは勘弁なのと、
文化的な活動をする時間が削られるという理由で、午前中にして欲しいと発言した。
もう一人の女子生徒はSさんと言って、
男勝りで、スカートを履いたのをあまり見た事がない。
母親を早くに亡くしたらしく、
多分、家事など家庭を切り盛りする役目を担っていたんだと思う。
子供心に、この人はちょっと違うぞ?という予感はしていた。
しかしながら実際には大多数の力には勝てず、レクレーションは決定してしまいましたが、
学級会が終了した後で、Hata君の意見に賛成すれば良かったという人も出てきて、
やるせない気持ちになりました。
レクレーションは2,3回やったものの、結局はダレて、いつのまにか消滅した。
その時に、大多数の論理というものを学んだ気がする。
そのSさんとは、中3でも同じクラスになり、
文集委員を共に全うするというご縁がありましたが、
そこでも色々あって、まー戦友みたいな感じでしたか。
ただ生きていく為には大多数でいた方が楽ではあるんだけど、
最近の広告とか政治とか見てると、今世紀ではその享受を受けられないような気がします。
■この記事のURL
http://skyportpub.blog77.fc2.com/
(谷啓版チャーリー・ブラウン/お試し版(5))の案内アリ