■http://anond.hatelabo.jp/20090617044849

その後元増田さんは家に帰れたかなぁ。

絶対に絶対に、自分の非を認めない。

という箇所を読んで思ったことを書く。

私は彼女側に近くて、大変怒りっぽい。それでも今は多少ましになったけれど昔はずいぶん酷くて、怒りの制御なんて不可能だと思ってた。数年前からカウンセリングに通うようになって、それは制御が可能なものであることを知って、また少なくとも「自分が怒っているとき、何故怒っているのか」を考えられるようになった。何故自分が怒っているのかすら分からない状態だと、意見の衝突があった場合にもただただ自分の主張を繰り返し相手の言い分を否定する言動を繰り返すもとになる。

そして「何故怒っているのか」という理由の方だが、自分の場合、多いのは「自分の感情自体を否定されたように思えた」こと。

例えばの話。私が恋人と話していて、それ自体は批判されるような、友人の誰か一人を「○○ちゃん死んじゃえばいいのに」というような発言をしたとする。恋人は当然諭すだろう。しかしその際に、「なんでそんなこと言うんだ！」と言われたら、おそらく反発してしまうだろうとも思う。

死んでしまえばいいだなんて、冷静に考えれば言ってはいけないことは「わかっている」。それでも口にするとしたら、何かしらそれを言いたい理由があるのだ。○○ちゃんに死んでもらいたいわけではなく、それほどの不快感を何かしら抱えたことについて人に聞いてもらいたい状態にあるから、そんな言葉をあえて言うのだ。しかしそこで、「そんなこと言ったらだめだろ！」と否定されたとしたら、もう「○○ちゃんとこんなことがあってね」的な話は続けられなくなってしまうから、「絶対に絶対に、自分の非を認めない。」という状態に、昔ならなっていただろうな、と思う。

そこで、元増田さんは彼女の非だと思う部分を指摘するときどんな風にしているのかなって点が少し気になった。

元増田さんから見てどんなに間違っていると思えることや許し難いようなことを彼女さんが言ったとしても否定しようとするのではなく、かと言ってほんとに理解できないことはあるだろうから「何故そう思ったのか」を問うような姿勢で話すことが、彼女がささいなことで怒るのを抑止するひとつの方法になるのではないかということを思って。

とはいえ、「別れるという選択肢はなしで」って書いてあるけど、

「直そうとおもってるけどできない」の一点張り。正直直そうと思ってるようには見えない。

という状態がずっと続いてるのなら別れることは選択肢に入れた方がいいんじゃないのとは思うけど。彼女さんの直そうという気持ち自体は嘘じゃないだろうけど具体的な方法は多分わかっていないし、知ろうともしていないんじゃないのかな。何にかえても絶対直そうという覚悟はしていないし、そういう意味では本気で直すつもりはないんだ。変わる過程でそういう時期は存在するかもしれないけど、何年も許容してしまっていては彼女さんも変われない。「キチガイ行為なんてしてもしなくても元増田は彼女さんを嫌いになんてならない」と「キチガイ行為は彼女さん自身を大切にしてないことだからやらない方がいい」の2つが飲み込めたときに変わる準備ができるような気がしてしまうものなんだけど、実際には変わろうと覚悟した瞬間にその2つを信じられるようになるものであったりする。

元増田も彼女さんがいる状況に依存している部分がある気がする。別れなきゃいけないとは思わないけど、別れることも選択肢のひとつにしっかり入れて自分にできることとできないことを考えるのって大事なことだよ。

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