独断とありったけの想像で書く。ピンとくるものがなければ、適当に流すか「何言ってんだバーカバーカ」して欲しい。ただ、少し怖いことも書くので、そういう返信を求めないなら読まない方が良いかもしれない。こういう言い方は責任逃れっぽい割に気を持たせて誘惑するようで余り好ましくないとは思うのだが。
「俺には愚痴を言う資格も無いのだろうが」の増田に足りないもの。
傍から見れば何の不満も無い生活。
だが、なんなのだ、この底知れない空しさは。何故にこんなに空しいのか。
…なんとなく分かる気がする。ズバリ言うが、増田が求めているのは「人間」だと思う。
個人的にはこれを『語り手に答の見えない問題の解答は、大抵の場合語り手が一番否定しているものの中に明示されているの法則』と呼んでいる。いや、ごめん。呼んでいるというのは嘘だ。今付けた。でもあると思うんだ、そーゆーの。
何を言う、増田は人間嫌いだと言っているではないか、と反論される向きもあろう。でもよく読んでみると、必ずしもそうは言っていないことが分かる。
出かけるのは嫌いだ。人間がたくさんいるところは嫌いだ。
ね?
「嫌い」の後ろにいつでも「好き」があるとは限らないが、少なくとも増田は「人間が嫌い」とは言っていないことが分かる。そして、ずいぶんクリアかつ論理的に話をする増田だが、「たくさんいる人間」が嫌いである理由は特に明示しない。そのあたりに何かある、と読んでいる側としては感じる。
増田は『人間』に飢えているのではないか。直接増田の目を見て手を握り、昨日のこと、今日のこと、生きてきたこと、見ているもののこと、自分のこと、増田のこと、美味しいこと、好きなこと、きれいなもの、おどろいたこと、楽しいこと、悲しいこと、そして明日のことを話す相手に。そういう話のできる、人間関係に。
そして、ここからが少し怖い話になるわけだが、話を読んでいると、その『彼女』が惹かれているのはひょっとしたら増田のその『飢え』なのかもしれないという気がするのだ。彼女もまた、人を求め・人に求められることを痛切に求めながら、社会の中での多対多の関係に傷つき、そして静かな環境の中で1対1で自分という存在を求める「飢え」を求めてあなたの下にやってきているのではないだろうか。つまりそれは一種の共依存であり、自分の欠落を、他人の欠落を埋める存在となることで果たしているような人間関係ということになる。だからこそ彼女は、自分を強く求める存在をただ眺めているだけで(というかそこにこそ)幸せを感じているのではないだろうか。彼女もまた、自分が複雑な人間関係にとらわれることに脅えている……そんな風に感じられる。
つまり、あなたの不満とは、彼女が「増田を見ているのではなく増田の中の『飢え』を求めてやって来ているのではないか」という不安から来ているのではないだろうか。
たとえば、増田の「飢え」が、今すぐ何かで満たされる(たとえば、1対1の関係が生まれ満たされるようなボランティアや、人間関係など)とする。そうすると、その彼女はいつの間にか静かに去っていたりするのかもしれない。……これは少し怖い。
そういうわけで、もしこの分析仮説が正しいとすると、あなたが本当に幸せな未来を彼女と築きたいなら、あなたは自分の中の「飢え」とともに、彼女の「欠落」を、丁寧にゆっくり一緒に癒していかなくてはならないと思うのだ。これはたぶんものすごく大変であるし、時間がかかる。普通の、ただの他人同士がその状態で関係を維持するのは(先々関係が不安定になる可能性も含めて)とても難しい。そういう意味では、もしその覚悟があるなら、あなたは彼女と人生を共にするべく、そろそろその準備をしておくべきなのではないだろうか。少なくとも、性急な「分析」や話し合い、まして「解決」などを一足飛びに求めるべきではないだろう。とりあえず、じっと目を見て、
「今すぐとは言わないけど、ずっと一緒にいて欲しい。僕たちは一緒にいるべきだと思う。」
と伝えることから始めてはどうだろうか。急ぎすぎないこと、それが肝心だ。
あなたの人生には、これからまだまだ波乱が待ち受けていると私は思う。できれば、それらの困難を乗り越えて、あなたが本当に幸福な人生を送ることができるよう、祈りたい。
それにしても、人間が生きていくというのは、意外と大変なことだなあ……。
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何その俺様定義。
愚痴を言う資格ありませんね。 3人くらい自殺者を出しかねない。
その素敵な彼女と、心の虚無について語り合ったりはしないの? たぶん分かってくれると思うよ。
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