痴漢にまつわる議論を追っていて、どうも一口に痴漢といっても加害者像にかなりの幅があるんではないだろうか、と感じた。
ちょっとした思いつき程度ではあるけれども、痴漢のパターンから加害者像を想像/分類してみた。
1.「出来心」
「服の上から撫でる、さする」「傘でつつく」「満員電車で密着」「覗く」
「むしゃくしゃしてやった。今は反省している。」
一般的に痴漢と聞いて想像されるパターン。痴漢被害の実態を啓蒙することで相当防げる範囲じゃないかと。
2.「酔っ払い」
「からむ」「抱きつく」「卑猥な言動(売春を持ちかける等)」
酔っていることがほとんど顔に表れない人も結構いる。個人的には酒は免許制にすべきだと思う。
3.「知的障害者」
「比較的空いている車内にもかかわらず体を密着させる」「周囲の視線を全く気にしない」
知的障害を持つ人の性欲は社会的な認知が進んでいないと聞く。難しいね。。。
4.「常習者」
「通りすがりに胸を叩く」「下着にまで手を伸ばす」
場数を踏んでいる為、行動に躊躇が無い。痴漢被害の大部分を占めているんではないだろうか。警察に捕まるまで止めることはたぶん無い。
5.「倒錯」
「使用済みコンドームを投げつける」「同じ被害者、似通った服装や体形の人物ばかり狙う」
どちらかというとストーカーに近い?被害者へのダメージ大。他の痴漢とは違って自己完結せず被害者の反応を窺っている場合もあるか。
6.「ヘイトクライム」
「民族的な特徴のある服をナイフで切る」「同じグループ、階層(と加害者が考えるもの)の人間を狙う」
「痴漢」と分類されている中にも、こういった動機のものも含まれているんではないだろうか。
「男性性」ってカテゴライズが大きすぎることが議論が錯綜する原因のような気がしたので、対象を切り分けることでなんか見えてこんかな、と期待したのでありました。考慮の一助になれば幸いです。
「覗く」は「窃視症」というカテゴライズもあるぐらいだし、どちらかというと「常習者」のカテゴリではないだろうか。 あと、「出来心」の人って反省するのかな。 単なる「常習者」...
カテゴライズを見たついでに分量的な話を書くけど。 例えば、普通の痴漢が1日に10人痴漢をするとする。この人が1年間頑張ればのべ3650人の女性が痴漢にあう。 男の中に痴漢が1%い...
ちょっと違和感を感じた。 痴漢された経験のある女性が「一般的に痴漢と聞いて」想像するのは1よりむしろ4では? もっとも1と4を厳密に区別することなど出来ないのだろうが。 ...