2009-04-19

http://anond.hatelabo.jp/20090419222823

遺伝子は個人のことなど気にしない。

遺伝子は群体であり、統計的な存在です。

例えば遺伝子戦略として、性差を作ったり、

個体差を作ったりしているわけだけど、一つの個体が遺伝子全体の戦略を考えてあげるべきかというとそれは違う。

遺伝子戦略こそがすべてである」とするのは、

「我々は遺伝子ロボットであるのだから、ロボットらしくするべきだ」という理屈に聞こえる。

そんなことをいい始めたら、我々は森に帰らなくてはならない。

人間遺伝子は長い間森の中で暮らすために最適化されてきたのだから。

遺伝子過去のことしか知らない。

過去にうまくいった戦略をそのまま新しい世代に当てはめようとする。

また、遺伝子間にも様々なテクニックや競争があり、

全体最適に至らないケースさえ存在する。致死遺伝子が発現する理由について調べてみてほしい。

局所最適であっても、遺伝子的には反則に近い行為も生き残ることがある。

遺伝子について何冊か本を読んでもらえれば、

遺伝子がいかにワイルド論理的な現象であるかがわかってもらえると思う。

  • ていうかさ、なんで2重螺旋のATCGがそんな働きがあるんだろうね? そんなものが偶然地球上にできた、なんでだろ? なんなんだろ?地球。

    • たぶんどんなタイプの生命体であれ、遺伝子的なものは保持すると思う。 「膨大な繰り返しによって洗練させる」というのが遺伝子のコンセプト(?)なわけなので。 (多少はゆれの...

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