俺はネトゲ(MMORPG)を現実経済の縮小モデルだと思ってる。
MMORPG の世界では、「金を払うべきところには払って当然」という考えが誰にでも理解できる。
ネトゲでクレクレ君と言われる人たち・・・お金払わないのが当然だと思ってる連中・・・はものすごい嫌われてる。
相場より高く売る奴がいてそれを嫌儲が叩くと、逆に嫌儲が叩かれる。「自分の考える価値に見合わないなら買わなければいいだけじゃない」ってね。
「相場がわからない」という質問君がいると、大抵「労力と経費がいくらかかったかで自分で決めろよ。」「高すぎたら買わないだけだ」と諭される。
老舗と言われるようなプレイヤーがいる。数年鍛冶屋をやってるとか。そういうプレイヤーの商品は多少相場より高くても売れる。固定客がついていて、データ上は何の違いがなくても付加価値が認められているからだ。
「とにかく売れればいい」と原価割れで商品をばら撒く奴がいると、同業者から白い目でみられる。だからといって口裏あわせて高くしまくるわけでもない。高すぎれば、「高すぎたら買わないだけだ」と買う方が考えているから勝手に自滅する。結果的に、貨幣価値と需要と供給によってバランスのいい所に相場は落ち着く。
物を売っているプレイヤーには、「儲ける儲けない以前に、高すぎたり安すぎたりすることは市場の体力を低くするだけだ」という感覚がある。
インフレやデフレがどのようにゲーム内の世界に悪影響を及ぼすのかを、経済に興味が無い子供でも体験的に理解している。
だれもが生産者や販売者になりえる。商品にどの程度の労力が払われているかを調べられる。購入者が取る行動がどう相場に結びついているのかを実体験できる。その気になって労力と時間を払えば、自分が相場を変えてゆくことができる。
逆に、金の流れがわからなくなるような要素があれば、嫌儲的思想が増える。例えば、「一部の連中しかしらない儲かる方法があるらしい」「こっそり仕様が変わっていて、それを利用してるんじゃないか」とか。それでも、MMORPG には万人に「調べて試す自由」があるから一過性のものだ。調べる努力をせずに騒いでるだけの嫌儲は嫌われる。
アフィリ叩く奴も自分が仕事で収入得ることは否定してないだろうし、「嫌儲」というレッテル自体がミスリードなんじゃないかと思う。 「どのような手段であれ儲けることは絶対悪」...