数年前いくつか読んだんだけど「良さ」が分からん。
正直言うと、読んだ直後はなんとなく「いいよね」なんていってた。分からないままに。なんかこのよく分からなさが文学ってやつなんだなとか背伸びして分かった気になってたんだけど、今改めて素直に考えると、分からん。でも当時はそんなことをいうと「バカ」と思われそうでいえなかった(今もリアルじゃ言えないが)。
ぶっちゃけ言うと、文体が「オサレ」なだけじゃないの?オチも意味が分からんし、ストーリー展開も意味が分からない。なにかというとコーラの匂いがしたりする「分かってる」「頭のいい」「超絶美人ってわけじゃないけど魅力のある」みたいな女の子と、恋人になるでもなくセックスをするってだけじゃね?それもなぜか女の子がよくわからないけど主人公に惹かれて、セックスしたがる。なんかかっこつけたポルノっつーか、文学ぶったラノベにしか見えない。特に何も無いけど女の子がセックスしようと寄ってくるってハーレムラノベとどう違うんだ?不自然でキモいっつーか、「こういうのが理想なのか?」って感じで引く。作者の顔をうっかり見てしまった日には、引くというより何か見てはいけないものを見てしまったような罪悪感にすらかられた。
でも多分それは俺がアホなんだろう、読書力?みたいなモンが足りないんだろう、とは思うけど。
なんか絶賛されてるし。海外でも。でもわからん。
つーかそもそも「文学」ってわからない。なんか読んでるうちに、「つーかうだうだいってっけど結局は男が子供こさえた女捨ててきたってことだろ?」とか思って終わるっつーか。漫画とかラノベの方がまだそういう意味でマシだと思う。世界観も、たいして味わいたいと思うような世界観でもないし。じめじめしてるだけの日本があるだけっつーか。小説にストーリーテリングの能力しか求めていないのかもしれない。そしてそれは多分本読みの間では侮蔑の対象にあたる……気がする。でも「話が面白い」「キャラがよい」「世界観がいい」くらいしかわからない。それ以外の「よさ」を感じ取れない。中学の国語の授業の深読みってほとんどこじつけにしか聞こえないし。
あんまりさ、本読んで「つまらん。ここがつまらん」とか言ってると単に何にでもケチつける人ってだけに終わっちゃいそうで、でも小説を読んでも「結局○○○ってだけのことか?」とか「つまんね」と思ってしまう自分がいる。そう思ってしまうことが嫌で、結局小説って読まなくなったんだよな……俺。誰か小説の面白さを教えて欲しい。
思うんだけど、「結局は~な話だろ?」って要約できるないってことは話が練られてないってことなんじゃないかと思う。 映画でも小説でも漫画でも名作と言われるのってそうだろ? 例...
要約できるないって、できるのかできないのかどっちだよ