2009-02-24

席を譲らない

会社帰り道風邪を引いて39度の熱が出て、割れるような頭痛と関節痛でかなり辛かった。どうしても座って帰りたくて、電車を一本見送り、10分後に来た当駅始発の電車に乗って座った。


やがて、発車直前になって老女2人(60代くらいと70代くらい)が乗ってきて、僕の目の前に立った。嫌な予感がした。

座りたいなら、僕のように一本見送って次の電車を待てば確実に座れるのに。もしくは、優先席の近くに行ってくれればいいのに。最寄りの優先席は、若い女性に占領されていた。今譲らなければいけないのは、本来ならばあいつらなのに。


案の定、60代のほうが、僕に話しかける。

彼女(70代のほうを指して)に席を譲ってくれない?」

譲れる体調だったらとっくに譲ってる。だが今は、座っているだけでも辛い。できれば横になりたいくらいなのだ。「すいません、今熱があるもので」と断った。


60代は眉をひそめて、70代のほうに向かって「まあ、最近若者は、思いやりがないのよねえ」と大声を張り上げた。

すると、僕の隣に座っていたおじいさんが、席を立ち上がり、「こちらにどうぞ」と70代に譲った。これで、2人が優先席のほうに行ってくれる可能性はなくなった。四面楚歌である。

相変わらず60代のほうは、「おじいさんが譲ってくれるのに、若者が譲らないなんてねぇ」と、嫌みったらしく声を張り上げる。

だから、譲れる体調だったらとっくに譲ってるっつーの。

そのまま30分、車内で嫌みに耐えた。


翌朝病院に行ったら、インフルエンザ陽性だった。しかも、タミフル効かないタイプ

あの60代の女性にも感染していることを心の底から願います。

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