2009-01-14

http://blog.livedoor.jp/dankogai/archives/51165915.html

確かに田舎ではクルマがないと笑っちゃうほど何も出来ない。ニートワーキングプアも車は必需品。しかし車は走ってくれさえすればいい。そんな構図が統計から見えてくる。

走ってくれればいいや、という観点で軽や小型車を選んでるんじゃなくて

昔は大型車じゃないとまともな車がなかった。

軽なんて走る棺桶もいいとこだし狭いし五月蠅いしダサい

ところが今は開発が進んで小型でも丈夫でしっかり走る車ができた。

だったら安い方がいいじゃん、ということで小型の車が売れている。それだけ。

確かに大きくて高い車はそれよりいいんだけど、誰もそんなの望んでないっていうだけ。

PS3の美麗グラフィックじゃなくて、Wiiのショボグラフィックで満足、というわけだ。

自動車研究開発が進んだ結果、安くて便利でいいものが出てきたっていうごく自然な結果なのに

どうやら自動車業界はそれが不満らしい。

ところが、かつてギークというのは大のクルマ好きだったのだ。

そう!恐らく30代後半以上のギークな人はエンジン構造から種類からターボの方式から可変バルブタイミングまで全部知ってる。(たぶん)

で、普通に若いギークな人も実は知っている人が多いと思う。自動車に興味なくても鉄道なら好き、とか。VVVFとか大好きとか。

ようはそういう人がキャズムの向こう側にいて頑張って引っ張ってたのに

そういう車は減ってしまってキャズムの向こう側には何も無くなってしまった。(方向性が変わったってことかもしれんけど)

もっといろんなアイデアでもっと安全で楽しい車を出せばいいのに出さないもんだから

「なんでそんな高い車買わなきゃならんのだ」

ということになってる。

その結果、車好きな人が減っていって売れなくなった。

都会では車は必要ないとか、たぶん嘘で、あった方がいいに決まってる。

駐車場が高いとか全然使わないとかいうのが動機の人は全体の一桁%じゃなかろうか。動機付けになってる人は多そうだけど。

彼らはもうクルマに「単なる工業製品を超えた魅力」を感じてはいないし、これからはもっと感じなくなるだろう。

車は個人用移動手段として形を変えながらずっと生き続けると思う。

安全で簡単な小型ジェットでも開発されれば別だけれど今のところそれは無理そうだし

陸上を移動しなければならないというのは必ず必要なことだ。

だから、魅力は感じなくても必要であることに変わりはない。

後は自動車メーカーデザインやありきたりなマーケティング商品のような魅力を感じない車ではなく

「新しい車」を出せるかどうか、だと思う。

(その意味ではハイブリッド車とかIWMとかおもしろいのになぁ)

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