就職氷河期の真っ只中に入った会社は従業員数一桁のソフトハウス。
大学生のころバイトでシミュレーターを作っていたり、趣味でゲームを組んでいた僕はすぐに採用になった。
事業内容はあまり気にしなかった。
プログラムを組めればなんでもよかった。
最初は社内でスタディという名の研修?をやった。
簡単なプログラムを組んで、「ああ、簡単に仕事ってできるんだな」と思った。
数週間たったころ、あるプロジェクトに会社の先輩と2人でアサインされた。
やったことのないUNIXプログラミングだった。会社にはUNIXはない。開発環境もない。
そして他の会社の人から仕様を聞いて、モノを作るのも初めてだった。
まだ僕が客先に行くことができないので、先輩が話を聞いてきて、いろいろな指示をする形で仕事が進んでいった。
だけど、仕様がわからない。
客にメールを投げて聞いても、客自体も協力会社なのでわからない。
というように、俗に言う孫受けというモノだった。
元受にメールを投げているうちに、ウチの会社の質問は記憶のかなたに消えていった。
確か、「仕様がわかるまでソースを読んで現状を把握しといて」というようなことを客に言われた気がする。
そしてソースを自社に持ち帰り、読んでいたのだが、もともとがどんなプログラムなのかもわからないため、非常に難航する。
なんといっても、main関数だけで数千行のソースもあるのだ。グローバル変数もたくさん使っている。
学生のころから読んでいた
C++基礎講座 http://www.amazon.co.jp/gp/product/4844313088/
C++実用講座 http://www.amazon.co.jp/gp/product/4844313096/
にも、main関数は短めに、グローバル変数も極力使わないように。と書いてあるのに。
そして、ソースの変更場所を客先に説明するため、変更点を全て列挙してソースをWordに貼り付けて色をつけるのだ。
無駄な作業だった。
トラックバックの方法がわからないので、普通にURL乗っけます。>< http://anond.hatelabo.jp/20080713135558 僕は会社間の調整というものを知らなかったため、 客に頼まれるとあっさりと「いい...
前の記事 http://anond.hatelabo.jp/20080713144845 少しでも休みたくて、タバコをすうようになった。 最初は咳き込んだけど、すぐ慣れた。 ある日、客先の偉い人とタバコを吸う機会があり雑談...
偉かったね、率直な感想だけれど お疲れさん、お茶でも飲んで、ゆっくり休んでね