■『iPhone』は日本人に受け入れられるか?:「複雑過ぎる」日本の携帯電話 | WIRED VISION
http://wiredvision.jp/news/200806/2008061023.html
実際、日本の携帯電話は、度を越したと言えるほど機能が詰め込まれた機器の典型例となっている。機能が複雑過ぎて使いこなせないことも珍しくない。
ボタンの組み合わせをいろいろ試し、新しい機能を探すことは「長い通勤時間の暇つぶしにはぴったりだ」とAoki氏は言う。「ただ、決して優雅な暇つぶしとはいえない」
しかし、『スター・トレック』のカーク船長を感心させるような携帯電話がどれだけ出回っていても、ほとんどの機能は使いづらいか、全く使われていない。
実際のP905iには致命的な欠陥があるという。モーションセンサーは非常に遅く、それを使う目新しさはすぐに不満へと変わる。どこでもテレビが見られるというのも、発想としては最高だが、地下鉄では電波が届かないし、地上でも数秒ごとに音声が途切れる。
「テレビの音が途切れ途切れに聞こえるほど苛立つことはない」と林氏は言う。
W44Sについてはおおよその機能しか知らないという。「時々、複雑なメニューから驚くような機能を見つけることがある」とAoki氏は話す。
NTTドコモ――同社はかつて国際的な互換性のない3Gネットワークを構築し、その結果、日本の携帯電話を事実上世界で立ち遅れた存在にした――
「日本の外へ持ち出せば、ただの金属のかたまりだ」。