2008-04-11

組合が弱体した訳

 

組合が、政治活動にうつつを抜かしているうちに、組合員は離れていった。

組合が、平和活動にうつつを抜かしているうちに、組合員は離れていった。

組合が、人権問題うつつをぬかしているうちに、組合員は離れていった。

確かに政治活動も、平和活動も、人権問題も大事でしょうが、

そんな色々なことに手を出しているうちに、一般の組合員

「なぜこんなことをしなければならないのか?」と混乱し

組合活動から離れていったわけです。

組合活動についてしっかり勉強し理解した方々は、これらの運動の意味も分かるでしょうが

日々仕事に終われ、時間に終われている一般人は、わざわざ理解することはないのです。

組合活動が盛んだった、経済成長していた、日々の生活が苦しかった

また、明らかに資本家給料搾取されていると感じられた頃は、まだ熱心に活動していたわけですが

そもそもが、もう満たされ、豊かになり、生活も十分出来る現状では

わざわざ組合活動に参加する方は、まれだ。

不況を超え、好景気になり、今若干落ち込んでいるものの、企業が儲けていた時に

何も勝ち取れなかった組合の弱さはひどいものだ。

トヨタ世界一会社になったにも関わらず、若干は給料が上がったものの

「不況時に備えなければならない」とする当局に何も抵抗できない組合は無力だ。

組合が弱体したのは、この時に何も勝ち取れなかったからだ。

政治活動にうつつを抜かしていたからだ。

平和活動にうつつを抜かしていたからだ。

人権問題うつつを抜かしていたからだ。

これらの取り組まなければならない大事なことを差し置いてでも

給料を守り、人を守り、職場環境を守るべきだった。

それだけをするべきだったのだ。

人はそれほど賢くもなれないし、努力はしないし、満たされれば満足するものだ。

それを分からず、非現実的な理想を全組合員に求めた組合

こうして弱体したのだ。

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