突然わけもなく激昂され、後ろから服の首の部分をつかまれ壁に叩きつけられた。
その瞬間思ったのは「メガネ守らなきゃ!」。
何年もメガネなしで歩いていないから、ここで壊れたら一大事だ。
叩きつけられる瞬間身をよじって正面からの衝突は避けた。メガネ無事。
男性はさらに服をつかんだまま引きずり回すと放り投げた。私は転倒。
そんなときも頭の中は「なんでこの人こんなことするの?」
「あーあ、こいつの人生終わったな」
「反撃する? いや、警察沙汰になるからやめとこう」
「顔に傷つけられたら絶対警察に行こう」
「不細工でも顔は死んでも守らんと実家の親がうるさいな」
「ダイエットするんじゃなかった(痩せる前は80kg近くあった)」
「ってかそこの通行人、見て見ぬふりすんなよ。
女がやられてるんだから、痴話喧嘩に見えても止めろよ」
など、いろんなことが浮かんできてすっかりカオス状態。
倒れた私を引きずり起こした男は壁の隅に押しやると
「ふざけんじゃねえ」「なめてんのか」などと口走りながら
自分が首に巻いていたマフラーで絞め上げた。完全に目がすわっている。
そこでやっと異常を察した人による助けが入り、私は解放される。
男は聞くに堪えない暴言を吐きながらその場を立ち去った。
傷にこそならなかったもののぶつけられたときと転倒したときに
あちこち打撲。
翌日、警察に出頭した男の言い分を聞いて唖然とした。
「暴力をふるったという意識はなかった。ちょっと腹が立っていただけ」
ちなみに腹が立った理由も私への不満ではなく会社(上司)への不満があり
たまたま近くにいた私にぶつけたということだった。
とはいえ止めに入った人の証言もあり、男の言い分はあまり認められなかった。
示談にして金を貰ったほうが良い(要約)」
と私に言ったが、それも腹が立つので返事はしなかった。
しかし、
「あなたが気に障ることを彼に言ったからじゃないか」
社内で、私よりもあの男と親しかった人間にはそう言われた。
もともと私とはそりが合わないと思っていた人間が
遠まわしに「いい気味だ」と言っていたことも、耳に入ってきた。
もちろん「何があったにしても、男性が女性に暴力をふるうのはけしからん」
と言ってくれる人もいる。
社内に私に関する様々な噂が広がり、この事件とはまったく関係なく
私が個人的な悩みを打ち明けていた同僚が、
その悩みの内容を言いふらしていることも明らかになった。
あれから2日たった今でも
街中で男が着ていた上着と同じ色の上着を着た人を見るだけで身が竦む。
まださらに仕返しにくるのではないかと思う自分がいる。
何もかもが怖い。
人が信じられない。
だが、ここでただ辞めてしまうのは、なんだかシャクだ。
もやもやしている暇はない。
吐き出すだけ吐き出したから立ち上がる。
前へ進むよ。
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