二年前ぐらいに関西でも系列の毎日放送が飛鳥会から始まる一連の同和叩きを激しくやったけど、また思い出したようにやるのかな。あの時は「同和地区」と「被差別部落」の区別もよく理解せずに報道してた部分もあったから、一般集落化してるところではかなり迷惑蒙ったところもあっただろう。税制優遇も就職あっせんも何にも関係ないからな。
うちの近所にもそういうところあるから。「エタ・非人」じゃなくて「雑賤民」の部落。住人の見た目も家も全部普通。言葉が汚いとか、マナーが悪いとかいうのも全然無し。行政側の援助もない一般集落として分類されてるけど、周囲からの差別感情だけは根強く残ってるパターン。
ずいぶん昔(二十年以上)になるけど、隣町に新しく本屋が出来て、しばらく通ってたことがあった。
ある日、地元の歴史研究家(自称)が(一般集落も含めた)部落史を綴った本を見つけた。全部で三部作の超大作(笑)。
地名総監は不味いってことは、そのころには俺も知識として知ってた。だけど、その本には研究を大義名分にして、地元の市内にある被差別部落の所在地がすべて網羅されてた。二時間ぐらいその場で立ち読みした。
なかでも引き込まれたのは、近代になって被差別部落だったところが一般集落化していった課程を書いたくだり。
行政側が部落側となんらかの取引をして、一般集落として生活することを約束させた例が書いてあった。
俺の住んでるとこの隣の集落には中学校があるんだけど、本読んでてそこがそうだったらしいことが判明。
親父に聞いてみると、校庭の隅のほうに「包丁塚」ってのが昔あって、屠殺に使ってた道具を埋めたらしい。ちなみにそこは「エタ・非人」部落に分類されるところで、冒頭の「雑賤民」とはまた別。今、そこの集落を被差別部落として認識してる地元の人がいたとしたら、かなりの高齢だとおもう。(もちろんだけど、一般集落だから行政からの特別な援助はない)
もともとは、すぐ隣町の被差別部落とひとつだったらしくて、行政区分としては二つの自治体に跨る感じになるし、そういう部分でも行政側としては一般集落化したかったらしい。
本屋にはあくる日も行ったけど、なぜか部落史の本は撤去されてた。その後もその本屋でその本を見かけることは二度と無し。それどころか、有名量販店が地元に乗り込んできたおかげで、いまその本屋のあった場所には別のテナントが入ってる。
基本的に水道局は役所の中では離れ小島だし、清掃局は身内(役所内)でさえ文字通り汚れ部署という意識だろう。
このご時勢だから、「旨いことやりやがって」みたいなのがあるのはわかるけど。
昔は見向きもしなかったのにな。
さすがに最近は背に腹は代えられん状況になってきて、例の問題になった奈良の清掃局には凄い応募があったみたいだけど。
先日、夕方のニュースで就任間もない京都市の市長が清掃局かどこかで初訓示してたけど、一部の職員に至っては作業服の前ははだけるわ、タバコは吸うわで舐められっぱなしだった。
Bとか抜きにしても、水道局や環境局、交通局などの現業部署は 役所という組織では格下扱いだろう