これは、ひどい。但し、番組内容が。
結局、生活保護水準以下で暮らしている人が、3人密着取材されてるんですが、どれも、生活保護受給資格があります。
第2回 北村 同じく「いざというときのため」70万円の貯金がある
鈴木、北村両夫妻の貯金が生活保護受給の障害かどうかは、まったく番組中では検証されていません。だって、申請してないんだし。申請させる前に諦めさせる「水際作戦」にしてやられているだけですね。申請されれば、単に少額の貯金があるだけで生活保護は拒否できません。あくまでも、その地域の標準的な生活水準との兼ね合いで決まります。
また、すでに書いたけれど、岩井氏は職権による緊急保護の対象者です。これも、福祉事務所にねじこんで「今晩の宿をよこせ」と要求すれば済む問題。
こんなのワーキングプア問題でもなんでもないですよ。生活保護行政の問題です。まったく、くだらない。厚生労働省や福祉事務所と交渉しても「絵」にならないから、水際作戦の敗者たちを密着取材して、泣ける絵を提供しているだけ。こんなものは、社会報道なんかじゃない。人情ドラマだ。
ワーキングプア問題って「働いても生活保護水準以下の収入しか得られない」のが問題とされているのであって 「生活保護が受けられない」のはまた違う話では。 つか、その3人以外に...