■手の届かない所に憧れる
流通の進化によって世界中のクリエイターの作品を目にする機会が増えた。しかし、目に触れるのはどれも高レベルな作品ばかり。その裏にどれほどの歴史や苦労を重ねたかなど知る由もないのに、安易にその高みに登りたい。自分なら軽く登れるはずだと思ってしまう。(あるいは、そこまで登れないものは無価値だと思い込んでしまう。)
今の連中が描いている絵はなんだ。俺にはあんなきれいな絵は描けないよ。
今の連中が演奏している音はなんだ。俺にはあんなハーモニーは奏でられないよ。
今の連中が呟く詩は(ry
践むべきステップを見失った俺は次の一歩を踏み出せない。
だって俺が見ているのはいつだって階段やはしごではなく、崖の上に咲く花なのだから。
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