2007-11-12

http://anond.hatelabo.jp/20071112093704

静的に「事実上選択する余地は無い」というのに至る前に大選択時代があったのではないかな。

日本で言えば、戦国時代。さらには第二次世界大戦も2大選択肢の一つが選ばれたと解釈してもいい。

消しゴムをどれにするかという問題はたいしたことではない。50円かせいぜい100円の代物だ。買いなおすのに困難は無い。しかし自動車ならどうだろう。買い直しはかなり辛く、慎重に選び、選んだら長く付き合わざるを得ない。

つまり、対象が大きくなればなるほど、買いなおしのペナルティは取り返しようが無いほど高くつく。太平洋戦争で失った300万人のように。

現在が既に選択が行われた後で、その選択肢はとてもコストが高いものだとしたら、今の我々に事実上選択肢が無いのも自然なのではないだろうか。

次に選択肢が現われるとすれば、国家ボロボロで廃車にせざるを得ない場合か、国家を細分化する方向でなくEUのように枠を超える方向ではないかと。

えーだから、選択の自由があるのは選択のコストが十分小さいためで、選択の自由が無いのは選択コストが十分大きいため、かな。(コストは失敗のペナルティと読み替えても)

記事への反応 -
  • 元増田の質問は興味深いと思った。 ブクマも含めなぜか変な曲解をしてる人もいるがシンプルでアカデミックな質問なのでは? >公共サービスに選択の自由がない理由を問うているの...

    • 元増田の質問は興味深いと思った。 ブクマも含めなぜか変な曲解をしてる人もいるがシンプルでアカデミックな質問なのでは? 公共サービスに選択の自由がない理由を問うているの...

      • 静的に「事実上選択する余地は無い」というのに至る前に大選択時代があったのではないかな。 日本で言えば、戦国時代。さらには第二次世界大戦も2大選択肢の一つが選ばれたと解釈し...

        • http://anond.hatelabo.jp/20071112102958 ただ、今の国民は結構極端に「選び直し」をする気もする。 郵政民営化 で 小泉大勝 とか。 年金!   で 民主大勝 とか。 コストは高いのに決...

          • いやいや、立憲主義・民主主義の体制転換コストなんて安いもんだよ。 コストが高くつくってのは、こないだのミャンマーや天安門事件みたいなのを言うんじゃないのかな。 今の中国な...

            • 亀レスだが、「変えるコスト」は低くても、「(劇的に)変えたことで将来被るであろう損害」はまだ分からない、と言いたかったの。言葉足らずでごめん。

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