新潟県中越沖地震による揺れによって放射性物質を含む排水が海に流出した東京電力柏崎刈羽原子力発電所で、周辺で測定している放射線量を、インターネットなどでリアルタイムに公表するシステムが地震直後に故障していたことがわかった。県は「周辺住民に不安を与える」として東京電力に公表の早期再開を求める方針だが、復旧のめどはたっていない。
http://www.asahi.com/national/update/0717/OSK200707170148.html
サーバがダウンしたと書かれているが、地震ごときで復旧のめどが立たないほどの被害が出るとは思えない。
NHK経由、ABC Newsでは日本の原発の放射能漏れについて伝え、日本列島を取り囲む大陸の国(ロシア、韓国、中国など)が日本政府に詳細な報告を求めるような動きがあると伝えた。
住民の不安を取り除くために、早期の復旧が求められていると紙面では語っているが、実は永遠に東京電力のウェブサイトで「点検中」を表示した方がいい事態に陥っている可能性を見逃してはならない。
すでに、いくつかの原発施設で放射能漏れ、火災事故が報道され、地上における放射能の許容値は超えていないと言われているが、もしこの災害が続く新潟県で極度の放射能漏れが報道されれば、政府および自治体の手のつけられないような混乱が起こりかねない。
現在、大々的な放射能漏れは報道されていないが、後々東電や原発責任者や政府が公式見解を行う頃には、被害がずっと広がっているかもしれない。近隣諸国が北朝鮮の各施設に目を光らせる中、日本の対応と、原発の安全への視線が注がれている。