オタク中年化問題(汎適所属)
http://www.nextftp.com/140014daiquiri/html_side/hpfiles/otaken/chunen_ota.htm
増田で影から書くようでホント申し訳ないが、この"オタク中年化現象"、問題でもなんでもないんでは?と思っている。この状況って、"オタク趣味"なるものが一般的に言われている"趣味"と同じレベルにまであがってきた、という望ましい事態なんでは?と思っている。
まず、一般的な趣味は一生続けられるもんだ。僕の祖父の趣味は盆栽。盆栽とはまたベタなおじいちゃんのための趣味である。しかし、ポイントは、祖父が盆栽をはじめたのは彼が10代??20代のころからである。当時は、とても盆栽が流行っていて、みんなで情報交換して楽しんでいたんだそうだ。その趣味を、ずーっと何十年も続けてきた(だんだん盆栽そのもののブームがすたれていって、下の世代が盆栽に興味がなくなっていっても)結果、盆栽が"おじいちゃんの趣味"と言われるようになったと。
このことから、"オタク趣味"も、若いころからはじめて、一生続くものである、というのはある意味当然の帰結、と言えなくもない。
次、
について。こんな人、他の趣味でも、たくさんいまっせ(まあいるとは書いてあるけど・・・)。僕の草野球でよく対戦する相手チーム(平均年齢20代中盤ぐらい)に、一人40超えたおっさんがいる。そのおっさんは甲子園にも出てて、プロに引っかかりそう、というところで引っかからず、社会人を数年続けて今ではその会社のリーマンという。彼とのみに行くと、ほとんど"たら""れば"の話ばっかりになる。あの時あのプレイができていれば、もう2cm背が高ければ、同世代にあのスター選手がいなければ、、、(自分はプロでやっていた)
というやつである。
スポーツなんて、肉体の才能がなけりゃそれで稼ぐことなんてできない。だから稼げないという時点ですぱっとあきらめりゃいいのに、まだこの有様である。そもそも、その道で稼ぐ、というのは狭き門である。"趣味"(厳しいがそのおっさんにとって野球は趣味である)にかまけて稼げるかもしれない(しれなかった)ことを悶々と考えてる暇があれば、自分で稼げるものを見出したほうが楽しいのに、とか僕は思うけどね。その意味で"バットを捨てろ!現実を見ろ!"である。
ちょっと話がずれた、要は、"オタク趣味"でモラトリアム、他にアイデンティティの対象を持たない人なんて、山ほどいていいはずだし、別にそれって他の趣味と一切変わらない、と思うんだけど。趣味で飯食うのは、何だって難しいさ。
あとね、それ以上に
いつまでもモラトリアムを続けているわけにはいかないのである。少なくとも、モラトリアムを続けることはだんだんに難しくなっていく
そうですね。そう思って、うまく現実と折り合いをつけている人だって、たくさんいますよ。僕は1980年生まれでここで言う"中年オタク"で最も若い部類だけど、ちゃーんと自分で手に職つけて、人並み以上に給料もらって、残業して深夜に帰ってからニコニコ動画を見てますよ。そしてまた会社に向かう。今日なんて、会社の同僚と、連休中にやったいろんな趣味の話をしたよ。ラグビーをやってるやつは試合に出てたし、サーフィンやってた奴は海に行きっぱなしだし、バンドやってた奴はライブイベントがあったし、僕はニコニコ動画と読破したマンガの話をしましたよ。ええ、それでいいじゃないですか。そんなもんですよオタク趣味なんて。
僕は思春期が終わったことなんてとっくに自覚してますよ。でもね、やっぱり子供のときに衝撃を受けたからきっと今度のエヴァの映画版は間違いなく見に行っちゃうわけですよ。それで何が悪いっていうんだ。三つ子の魂百まで。それがたまたまオタクだっただけ。
昔のオタクは、"オタク趣味"というものが、他の趣味よりもレベルが低いとみなされる環境下で、自分の趣味をひたかくしにせざるを得なかった結果、趣味を"趣味"として成り立たせることができず、廃棄してしまったんだろうと思う。その意味では、古いオタクの人のほうが、かわいそうだと思えなくもない。
まあいいや、なんかよく分からなくなったけど僕の言いたいことはタダひとつ。
オタク中年化は、オタクの地位が一歩上がって"他の趣味"と同レベルになるという記念すべきすばらしき事象だということだ!!!!
その元記事について(流し読みだけど)。 元記事の人がやってるようなネットで自論を垂れ流す行為だって、 ひと昔前であれば、PCヲタくらいしかやらないこと、とみなされていたわ...
このことから、"オタク趣味"も、若いころからはじめて、一生続くものである、というのはある意味当然の帰結、と言えなくもない。 激しく同感。 元記事の【オタク中年化問題】がピ...
ゲバ棒をふりまわしていたおじさんたちは、すっぱりと切り捨ててしまったのですよ。 つまり、うらやましいなあ、だけどね、、、と。
http://anond.hatelabo.jp/20070717220613 最近、地元のローカル線に蒸気機関車が走るというイベントがあったので行ってみたら、私の予想していた、子供連れの親子や若い鉄道マニアはもちろんの...