まだまだハリウッド映画的な文脈自由なエンタメ至上主義の価値観を追認しようとする、その動機ってのは一体なんなんでしょね。
言い方を換えれば、市場によって肯定されているものをさらに言論によっても肯定しようとする、その動機とはなんぞや、と。それって単に勝ち馬に乗ってるだけなんじゃねーの? http://b.hatena.ne.jp/entry/http%3A//d.hatena.ne.jp/NaokiTakahashi/20070501%23p1 のブクマコメントやら元エントリやらを見ての感想。
なんかモヤモヤしてきたので追記。
http://d.hatena.ne.jp/NaokiTakahashi/20070501#p1
エラいよ。ボーっとしてても感じとれる受動的な「感情的消費」よりも、能動的な要素が関連する「知的鑑賞」の方がエラい。なぜなら能動的な態度はエラいから。「頑張っている奴の方が頑張ってない奴よりエラい」ってのは近代以降の社会の大前提でしょ?
だから知的鑑賞をするための努力をしないやつ、向上心のないやつは馬鹿にされていい。てか、馬鹿にされたってべつに死にゃーしないし他の実害もないんだからいいじゃん。
もう少し話を進めるなら、馬鹿にされてムキになってキレるやつ、必死で反論するやつって、「知的鑑賞」に憧れてる人だよね。憧れてても届かないから「知的鑑賞のできるやつがそんなにエラいのかよムキー!!」って怒るの。まったく興味がないひとは黙々と「感情的消費」に勤しんでるもんでしょ。勘違いされたくないけど、日記の過去ログを読むに高橋直樹氏がそういう人だとはまったく思わない。そういうことが言いたいのではなくて、なんで高橋直樹氏はそのような「向上心の裏返しのルサンチマン」を元に、他人の足をひっぱることに必死なハンパヤローたちを擁護しようと必死なのかまったくわからないということが言いたいのです。
つまり、「留保のない向上心の肯定を!」ってことですか。
ハリウッド映画的な価値観が全面化している世の中で まだまだハリウッド映画的な文脈自由なエンタメ至上主義の価値観を追認しようとする、その動機ってのは一体なんなんでしょね...
そもそも、エンタメ至上主義って完全に肯定されてる訳じゃないと思うが。だからこそ、こういう議論が起こるんだと。エンタメ至上主義者の「数」は多いと思いのは確かだと思うが、...
数が多けりゃ十分じゃん。 だから元の増田エントリで「市場によって肯定されているものをさらに言論によっても肯定しようとする、その動機とはなんぞや」って先に書いてるのよ。...
おっとっと。書き忘れてた。 「俺はべつにどっちの立場でもありゃしませんよ」と書いたのは、 「こいつは俺の敵なんだ!!」って短絡的に勘違いする人がいる可能性を考えて、それを...
ええっ!?意味がわからん。もしかして、「楽しければいい人用の作品」と「知的鑑賞したい人たち用の作品」とあること前提に話が進んでいるのか。 そうだよ。最初のエントリのリ...
http://anond.hatelabo.jp/20070502093510 作品が売れていて、儲けが出ていてるんだから、市場の流れとして「エンタメ」の新作が作られなくなることはないし、制作費も必要十分に割かれる。新し...
http://anond.hatelabo.jp/20070502093735 作家が作家性を追及するかぎり、エンタメ以外の作品だって消えないじゃん。 赤字覚悟で芸術作品を作り続ける人だって、エンタメと同じで絶えた歴史は無...
まだまだハリウッド映画的な文脈自由なエンタメ至上主義の価値観を追認しようとする、その動機ってのは一体なんなんでしょね。 http://anond.hatelabo.jp/20070501113314 エンタメ至上主義の...