地方在住で、まあその地方ではトップクラスの公立高校出身が、その地方の政治経済関連どこにでもいる、というのはたぶんそう珍しくないことだと思う。
で、たぶんそういう高校出身の人ならわかるはずなんだが、そういう風に地元に戻ってきているやつは大抵の場合、たいしたことはない。
戻ってくるだけのコネがあったか、運が良かったか、戻らざるを得ない事情があったか、そういうのがほとんど。
俺もその1人。上京していいところの大学に入ったけど、特に芽も出ず逃げ帰った口。適当に就職口見つけてそこそこ働いて、嫁さん見つけて結婚した。そこそこに幸せ。
嫁は高卒で店員として働いて親を養いつつ金貯めて、通信教育で追加の資格を取って転職して、もういっちょ金貯めて夢実現に動くという、まあこれで成功すれば一本伝記ドラマが作れそうな人生歩んでる。
ま、近くで見ていても成功しそうな気はしない。金の貯め方は知ってても稼ぎ方と使い方を知らないので。
正直俺もそれがうっすらわかるだけで、詳しくないのでどうすればいいか教えるのも無理だ。でもまあ頑張ってくれればいい。失敗しても今のやり方のままなら借金が出来る訳じゃない。趣味として一生その夢と付き合うのも悪くないもんだ。
ただ、その夢の共同運営者が同じ高校出身者で、家に帰ってからの愚痴がそれに関わるものばかり。関わる場所関わる場所OBOGがどこにでもいるようで、別の場所に関する話もそれに繋がることもしばしば。
そんな話に付き合っているうちに、なるほど、これを学歴コンプレックスというのか、と気が付いた。気が付いても、正直おれもそれがうっすらわかるだけで、詳しくないのでどうすればいいのか教えれるのは無理だ。
どう頑張ればいいものやら。