http://anond.hatelabo.jp/20070225143758
化学っていっても無機だとか有機だとか生物だとかいろいろあるのでみんなそれぞれ違うかもしれない。
わたしは応用化学なんでどっちつかずなんで、中庸な意見ということで答えるよ。
> 化学の徒は、自らの研究と人生や哲学との関連についてどの程度意識しているのだろう
「なにか新しいもの」をつくってその評価は世にまかせる。
そういう世界だと思う。スタイルは比較的数学者に近いのではないかな。
ただ、それがもしかしたら目に見える形で世の中の役に立つかもしれないという希望はあるよね。
理学であれば30年先に、工学であれば10年先に実用化されたらいいな、でも、その間にまったく別の方法とかで実現されたら無駄になっちゃうかなとか希望と絶望を思い描きながら研究を進めていくんだ。
研究が終わってから何年もしないと評価にお目にかかれないしそれが失敗かもしれない。悲しい宿命なんだ。
そんなのを見聞きして、わたしはいやになってしまったけど。
これは化学者に限らないかもしれないけど、研究職は短い人生のなかで主題はいくつももてないよね。
その主題にすえた研究の中で画期的な成果が出せるのは偶然の助けも要る。
もしかしたらぽっとでの若造に出し抜かれるかもしれない。
成果が出せれば一部から名声は得るかもしれないが生活が裕福になるわけではない。
でもあるケミストは自分の研究以外に頭はつかわないんだ。自分の人生なんか考えないんだ。
そこにモチベーションや欲望は抱かないんだ。
パズルを夢中になって解いていたら日が暮れる。
とき終わるころには人生も暮れる。
パズルを解くのから醒めて周りをみてしまう人は化学者にはなれないんだ。
わたしが進学前に夢見ていたのはバカみたいだけどマッドサイエンティストだよ。
あんなことやこんなこと、誰もやったことが無いことをしたかったんだ。
飼いならされないと研究もできない。
先に金持ちにならないとダメなんだと気がついたよ。
3兆円あったら私設ラボつくるんだ。
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ありがとう!なんか、初めて増田に書いて良かったなあ、と思ったよ。 http://anond.hatelabo.jp/20070225143758 ・一人目のあるけみすとさんへ 応用化学は数学に近い感じなんだね。で、マッドサ...
すてきなループを たそがれ時に あるけみすと