今回は、読者にとってつまらない記事に見せないための方法である。せっかくいいアイデアにあふれた記事であっても、見た目が悪いと台無しである。
みんなに見てもらいたい記事なら難しい言葉はできるだけ避けるようにするとか、同業者が対象の記事ならできるだけ自分のアイデアが相手に伝わりやすいよう工夫するとか、そういう配慮はしておくべきである。読者はまずタイトルを見て記事を読むかどうか決める。中をのぞいてみて、わからないことだらけでお手上げになったり、誰でも知っていることをさも大発見のように自慢げに語られたりしたら、かなりの失望が読者に起こるだろう。誰が対象の記事を書いているか自分の中で決めておいて、その上で文章を仕上げていかないと、多くの人に受け入れられるエントリは出来上がらないと思う。
文字が詰まっていると、読みにくいどころか、むしろ読めない。段落ごとに一行あけたり、意味段落ごとに小見出しを設けたりして、読者が見やすいエントリを作成すれば、長いエントリでも付き合ってくれると思う。
これはセンスが問われるので難しいが、記事が長文の場合、文章にアクセントがないと最後まで読みづらいことは明らかだろう。テンポがいい文章を書き上げるいい方法としては、
などが挙げられる。しかし、どれも文章のセンスがないとなかなか難しい。だが、やってみるだけの価値はあると思う。ただし比喩に関してはあまり不謹慎なたとえや、通じる人が少ないようなたとえはむしろ逆効果なので、ご利用は計画的に。
あれやこれやと自分が書きたいことをひとつの記事の中にいろいろ書き並べていると、読者がついていけない可能性がある。その場合、いっそのこと記事を2つ以上に分けてしまい、片方ではこれを、もう片方ではあれを、という感じですっきりとした形にまとめるのも一つの方法だろう。
とにかく、記事の方向性がきちんと定まっており、読者が自分のペースでついていけるエントリ作りを心がけるべきだろう。そのためには、
といった方法が考えられる。特に、最後に挙げた「読者がわかりやすい場所から議論を出発する」、というのは意外と忘れやすい上に重要なことなので、心に留めておいて欲しい。
「誰かに読んでもらっているからこそ、自分のブログが成り立っているのだ」という意識を忘れてはならない。確かに、過激な発言で注目を集めているエントリも少なくない。しかし、そういうエントリが注目を集める理由は、過激な発言を行えるだけの根拠を持った記事であるか、読み手にとって共感できる部分が少なからず存在するかのどちらかであることがほとんどである。
以下は、ブログ論としてすっかり定着していることや、自分の経験から生まれたことを基にした、つまらないことを書かないための10の方法論である。これを他山の石として、すばらし...
現役ブックマーカー(兼増田住人)の私が書いている分、あまり説得力がないエントリになってしまうことをご了承願いたい。 ブックマーカーはバカだ、といわれる所以 fromdusktildawn氏...
それが真実だと仮定すれば『ブログにつまらないことを書かないために知っておくとよい10の心得(前編)』などという駄エントリはなはだしいものをブクマしたりはしないはずだ。 ...
むしろ全力でつまらないその記事と逆のことを書いてみるぜ! まあ多数の他人が無駄な記事邪魔だなぁとか思うだろうこと必至だが