2017-02-09

それでも男に生まれたかった

子供の頃から男勝りで、兄ちゃんがいたせいか、男に負けたくないって常に思っていた。

特に子供の頃は体育とかで、如実に男女差が出るからあー、男に生まれてれば絶対に一番なのに…って苦く感じていた。

でも、大人になって「男に生まれていれば」なんて忘れていた。

「生まれていれば」というより「負けたくない」が勝ってた。生まれていれば、でさえ負けてる言い訳みたいで。

今おもうのは、やはり「男に生まれたかった」だ。

35歳になった。このまま勝ち続けて行きたいのに、生殖能力が枷になってもう前に進めない。

生殖じゃない、前に進みたい。

でも生殖能力は確実に待ったなしだ。

くやしい。

男に生まれたかった。

くやしい。

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