■もう泣かないって言っただろ
あー、ションベンしてえ
って思ってトイレへ。
彼女を出すと、一滴だけ涙をこぼす。
「本当にそれで終わりか?もう泣かないか?」
「うん、終わりだよ。もう泣かないよ。」
「絶対だな。」
「うん、絶対だよ。」
「信じていいんだな。」
「信じて。」
「よし、そこまで言うなら。」
と言って、彼女をしまう。
すると、張り詰めていたものが溢れるかのように俺の股の間で泣き出した。
「泣かないって言ってからの方が泣いてるじゃん。」
「もう、寂しくて。」
俺はふと気づいた。
昇給業務に追われて最近、君の事考えてあげてなかった事を。
これからは、TENGAリユースしないからね。
夜まで泣くなよ。
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