身体からの入力の一部は海馬でのゲーティングを経て、方向定位野に入力する。方向定位野は空間における自己の位置の把握や身体境界の知覚を担う。身体からの一定リズムの入力が続くと海馬からの出力ニューロンが長期抑制状態となる。すると方向定位野への入力がなくなるため自己の位置の把握が出来ず、身体境界も曖昧になる。
これが神との合一体験が起きる仕組みである。チベット密教などでは一定リズムで身体を揺らし続けトランス状態に入ることでこのような神的合一体験を引き起こしている
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Posterior parietal cortexの日本語訳が「方向定位野」なのは『脳はいかにして“神”を見るか』だけで、 一般的には(あえて訳すなら)「後頭頂葉」とか「頭頂葉後部」になる なぜなら方向...
おお、まさか反応してくれる増田がいるとは。うれしいよ。 指摘の通りでその本から持ってきた話だよん。方向低位の話をするのになぜPosterior parietal cortexと海馬の話をわざわざ持って...