2010-10-08

ずるい女

…なんて、一昔前の歌謡曲みたいなタイトルで書いてみる。

私の周りには、ずるい女が多い。

友人たちを「ずるい」と形容するなんて、私の方が性悪女かもしれないけど。

私の所属する学科の私と同学年の女子生徒は、約八分の一が精神健康に異常をきたし、留年・休学をしている。

別にスパルタ指導教官がいるわけではない。校風も、この街自体も、とてもゆったりした時間が流れていて、どちらかと言えば学生生活を送りやすい街だ。

生徒間の仲も悪くないと思う。

けれど、精神に異常をきたす割合が高い。

理由はそれぞれだ。私にはわからないこともたくさんある。

だから、こんな感情をもってしまう私が全て悪いのだと思うけれど。

友人たちをずるく思う。

調子の良い時も悪い時も、周りを振り回して。

誰かに心配してもらって。誰かに構ってもらって。

自覚があるのかないのかは知らない。

彼女たちの周りには、いつも誰か傍に居る。

そして私も、その一人。

彼女たちを見放すことが出来ず、

こうしてずるずると構い続けてしまう。

多分、ずるく思うのは、私にもちょっとだけそういう性質があるからなのかもしれない。

でも、自分は周りを振り回せるほど理性が崩壊していないし、何より周りが構ってくれるほど魅力的な人間じゃない。

そんなことしたら、すぐに見放されてしまう。

彼女たちを心配する気持ちと、憎み、羨む気持ち。

これからも、この相反する気持ちを抱えて彼女たちと友人関係を続けていくのだと思う。

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