戦え!!主張しろ!!
いま言えないのは、経験や年齢のせいじゃない。あなたの度胸の問題です。
若くても権利を主張する人は、さらりと言います。
年老いても、言うべき事を言えない人は、50歳になろうと60歳になろうと、言えません。
あなたが会社に入るのならば、交渉に強い人が矢面に立ってくれるかも知れません。
しかし、もしあなたが独立を考えているのならば、戦う人はあなた自身ですよ。
もし、権利を主張してごまかされるのならば、席を立ってしまいなさい。足下を見られているのですよ。
あなたの作品が好き勝手に使われて、良いのですか。
下手をすれば、一生苦渋をなめることになるかもしれません。
権利をしっかりしない人が好き勝手にあなたの作品を使うとするならば、
際限なくキャラクターは利用され、時が経てば何の連絡もなく捨てられているでしょう。
私もある広報のキャラをデザインした事がありますが、権利問題をおろそかにしたせいで
広報誌に自分のキャラクターが笑顔で載っているたびに悔しくて悔しくて、ポストを殴りたくなります。
角を立たせたくないというならば、質問風に聞いてみればよいでしょう。
「学校で、デザインの報酬について授業をうけたのですが、○○さんはどうお考えですか?」とか
「いやぁ、先生から『デザイン料を払わないクライアントには注意しなさい』と言われたので、ちょっと気になって。いやまあ、小学生に『知らない人のついていっちゃいけません』的な話だと思うのですけどね。えへへ、無知なもので……」なんて言ってしまえば良い。話そらされたら食い下がれ。「ところで、さきほどの話のご意見は?」って聞くんだ。
相手の空気なんて読むな。戦うんだ。
もしそれで企画がお釈迦になるとしたら、それはそれでかまわないでしょう。
クライアントはあなたの作品に惚れたのではなく、あなたの境遇を買いたたいたのですから。
今後も境遇をネタに商売するのなら、タダでばらまこうと構いませんけど。