ダチにまた先越された。
そのダチは自分にないものを全て持っているような、自分の理想を具現した存在だったり、嫉妬対象だったり。
絵上手いし、かっこいいし、魅力あるし、自分にないものを全て持ってる。
そんな自分は絵が下手だし、見る目ないし。絵全般の才能や力が全くといって良いほどない。
おまけに在学中は講師にもてはやされてた。
自分はいっつも低レベルのことしか言われない。まさに先生が生徒にっていう感じのこと。
友達だからいつも席が隣どうしだったから嫌でも聞いちゃうんだよね。
同時期にスタートして、なにこの差、って、そういう話しているのを聞いてるとものすごく居心地悪かった。
でも当の本人はすげえいい子だから嫉妬心抱く自分がすげえ嫌になる。
嫉妬でむかむかするより、罪のない相手に嫉妬している自分にイライラする。
って毎回何べんも思ったりするけど、屈折したプライドか、自分にはそれしかないからか、なんだかんだ言って好きだからか、
そんなダチと同じステージに立ってるんだよな。
こんな気持ち、もう嫌だ。
嫌だけど、やめるのはもっと嫌だ。
早く誰かに認められたい。
それってまだステージどころか舞台裏にも立てなくて楽屋じゃね?
こういう話ってたいてい現物見るとずっこけるんだよね 悪い意味でどんぐりの背比べって言うか どっちもたいしたことない雑魚でさ 視野狭窄と自意識過剰のあわせ技