東京に行くことになり、そのとき久しぶりに友人に会った。
久々に会った友人はすっかりリア充で、3時間くらいしか喋ってなかったのに、なんだか精神的にツラいものがあった。
学校じゃ喋るけど、休日遊ぶほどの相手はいない程度の非コミュ。
田舎生まれ田舎育ち。中学時代だけ都会で過ごし、そのときリア充に出会った。
手帳を見せてもらうと、3週間くらい先まで予定詰まってた。
会って何をしたかって言うと、一緒にメシ食って、少し歩いて、ちょっとお茶して別れただけ。
もっぱらただ会って喋っただけなのだが、ものすごく疲れた。口の中がパサパサになった。
なぜこんなことになったのか、自分なりに考えてみた。
彼の話は飲み関連のことが多かった。
酔い潰れて後処理が大変だったとか。潰れて寝てたら2次会に運ばれてて財布から金抜かれてたとか。
もちろん僕も飲み会の経験はあるのだが、潰れるまで飲むようなことはしない。
粛々と飲んでるだけだから、彼から見ればつまらない飲み会だと思う。
でも、僕から見ればそんな飲み会はちょっと怖いくらいに感じる。要は、話の内容に引いてしまった。
他にも数々の"武勇伝"を語ってくれたのだが、「なんでそんなことをするんだろう?」とこっちがヒヤヒヤするような内容がほとんどだった。
一方僕の話はというと、話がヘタだからって部分も大いにあるだろうが、ほとんどウケなかった。
オチが理解してもらえず、「うんうん(それで?)」って反応はさすがにショックを受けた。
方言が出ないように標準語で喋ろうと頑張ったこともあってか、とっても疲れてしまった。
僕は彼の話についていけないが、彼は僕の話じゃヌルすぎて面白くもないんだろう。
忙しいのに時間を作ってくれたのに、つまらない会話相手で申し訳ないことをした。
せめて、僕の話を聞く態度が不快感を与えるようなものではなければよかったと思う。怪しいけど。