2009-11-08

http://anond.hatelabo.jp/20091107010133

大学入学式で、学長が「君たちには下らない受験勉強をさせてしまい申し訳なかった。大学ではそんなことはないから一生懸命勉強して欲しい。もしつまらなかったら教授を批判してもいい」と言ったのを思い出しました。

さて、あなたの高校の先生方が言う「楽できる」とは、「望まない苦役のような作業に長い時間拘束されることない」ということではないでしょうか。大学では、自分の好きな勉強や活動に時間をさくことができるものです。そのことを「楽だ」と表現することもできるでしょう。傍からみて大変そうでも、好きなことをやってる本人はしばしば「楽だ」と言います。大学時代を過ぎてしまえば、そんな環境は得がたいものです。

あなたの先生方は、大学でいろいろやったからこそ、大変な受験勉強を強いられている高校生が不憫に思えて、「大学は楽だ」と言っていたのかもしれません。

確かに、大学でもある程度は自分がやりたくないことをしなければならないこともあります。しかし、「あれもこれもしなければならない」と何かに追われて過ごすよりも、「自分がしたいことはこれだ!」と突き進む人の方が結果的に充実した大学生活をおくることが多いものです。ならば、「大学は楽できる場所」とあらかじめ刷り込んでおく方が良いという考え方もできますよね。

受験勉強しか知らない高校生に、「大学勉強楽しいぞ」と言っても、「大学行っても結局この作業の繰り返しなのか」と思われてしまうかもしれません。また、「大学での活動は楽しいぞ」と言って、政治的な過激派想像されても困ってしまいますし。

過程はどうあれ、送り出した生徒が「大学は素晴らしい所」と心から思ってくれるようになることが進学高校の先生方の本望なのではないでしょうか。「大学行ったら楽できる」は確かに誤解を招くような表現かもしれませんが、それが動機付けとなって自分の生徒たちが不毛受験勉強を乗り切れたならば、いくら残念に思われようとも先生はその言葉を使い続けるのでしょう。

記事への反応 -
  • 私が通っていた高校は進学校だったの授業は難しく夏休みなども短かったです。 高校の教師はよく大学は楽だ、春休みと夏休みは2カ月ずつあるぞ、だから今は頑張れと言っていました...

    • 大学の入学式で、学長が「君たちには下らない受験勉強をさせてしまい申し訳なかった。大学ではそんなことはないから一生懸命勉強して欲しい。もしつまらなかったら教授を批判して...

    • 知識を与える職業じゃなくて、大学にとりあえず行かせる職業だから 手っ取り早く頑張るのは今だけ!っての強調したかっただけだろ それでご飯食べてるんだよ そのおかげでいまお前...

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