2009-07-19

面白くないなら見るなコメントするなは詭弁

面白い部分があるor期待しているから見に来ているのであり、その期待に外れていたり、面白い部分もありはするけど面白くない部分もあったりする場合には、

面白くないとコメントしたって構わない。

正当な批判ならなおさらしたほうがいいし、そうでなくても別にいいんじゃないの。言論の自由である。

ところが、面白くないならコメントするなという詭弁がまかりとおってしまっているのが今の社会である。

よく考えてみると、これは単に面白くないという反対意見を退けるための排他的な考えともとれるものである。

面白くないと言われると興ざめだから言うなというと、一見もっともらしく聞こえるが、その内実は、単なる排他主義なのだ。

そもそも、昨今の人たちはスルースキルが足りないと言われるが、全くその通りで、とるに足らない反対意見は無視すればいいのだ。

ところが、最近の若者NG機能がいっぱいになったとかホザく。

いや俺も最近の若者だけどさ、NG機能なんて使わないといけないくらい、スルースキルが無いとは悲しい限りだ。

世の中汚いものたくさんあって当然。それを直視しないで、何をなし得るというのだろう。と話を膨らませて小一時間説教してみたくなるってもんだ。

それはともかく、ためになる反対意見は取り入れ、とるに足らない反対意見スルーという基本態度が出来ている人ならば、

面白くないなら見るな・コメントするなという発想は生まれないはずであって、そんな発想をするってことはある種病的な社会と考える。

いろんな意味で心が弱く傷つきやすくなっているのかもしれない。

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