2009-05-30

連続SS

 昼飯も食い終わり、俺達は校舎横の階段に場所を移して、涼宮奇行伝説について再び話をしていた。

「んで、その犯人がアイツだった、てわけか」

「本人がそう言ったんだから間違いない」

 言ったのかよ、といささか呆れながら、何気なーく別棟の屋上に目をやると――。

「朝、教室に行ったら机が全部廊下に出されてたこともあったなぁ」

 そこに、ハルヒはいた。遠目からでもそれと分かるのは流石だよ。

「校舎の屋上に星マークをペンキで描いたり――」

 しかし、

学校中に変なお札をベタベタ貼りまくられたこともあった。キョンシーが顔に貼っつけているようなヤツな」

 何やってんだ、アイツ。ていうかその前にいる男は……?

意味わかんねぇよ」

 ああ、確かに意味わかんねえ。なあ二人とも、ちょいとあの屋上を見ろ。

「なに、キョン?」

「お、おおお? 涼宮山と……誰だ?」

 知らん。

  「――――!!」

  「――――――」

 男子学生のほうはハルヒに向かって何やら言っているようだ。

 そして……アレはお辞儀、だよな。

「あ、もしかして」

 何だ国木田。

常套手段、屋上で告白タイムかも?」

 ははぁ、その線があるか。だとすると気の早いことだあの男子学生も。

「マズいな」

 何がだ谷口

「まあ……見てりゃ分かるさ」

 

  「(こくり)――――」

  「――――――!?」

 お? 首を縦に振った!? まさかOKしたのか?

「終わりだな」

 だから何がだ――と聞く間もなく。


「ぅゎぁぁぁぁぁぁぁぁ……」どしゃん。

 いきなり男がぶん投げられて屋上のフェンスにぶつかっていた。

 うわ、痛そ。

 そんな悲惨な状況の男を放って、ハルヒは屋上から出て行った。

 なあ谷口、今の一連の流れは何なのか懇切丁寧に教えてくれ。

「……とりあえず教室に戻ろうぜ、そこで話す」

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