はてなでは「エロゲ」をめぐってまだまだ議論が続いているらしい。ただ、ちょっと気になることがあるんだよな。
あっという間に閉鎖してしまったサイバーエージェントの「男の子牧場」の件では、男性からものすごい反発があったよな。もちろん、あんなのはゲスもいいところで閉鎖は当然の結果だし、男性たちが不快感を表明したのもまた当然だ。
でも、エロゲの件では女性がものすごい不快感を持ってるよな。あんな強姦、妊娠、堕胎なんてギミックが詰まったゲームだったらハンパない不快感だろうし、出来れば目に触れるところにおいて欲しくないって思うよな。
そうなると、これらの2つって男女それぞれの不快感って意味では同じではあるわけだ。もちろん、そこには忘れてはいけない違いがたくさんあって、
1 表現の自由を制限することになるか
2 公権力が介在するか、どうか
3 具体的な被害者が存在しているか(または、それを生み出す可能性があるか)
ここらへんが違うから「男の子牧場」は閉鎖されて当然ってことになる。本人の承諾を得てアップするとか言ってたけどそんなのアヤフヤなわけで、おそらく勝手にアップされて男性が現実に損害を被ったはず。だから、サイバーエージェントが無理やりサービスを存続させたとしても、最終的には公権力が「これは個人に具体的な損害を与えているからダメです」って規制したような気がする。(ま、それも何かしらの問題があんだろうけど)
一方で、エロゲのほうは販売禁止なんていう強すぎる規制を求めているし、表現の自由への規制が必要最小限であるべきことを考えれば、基本的には許されないはず。ゾーニングなどで対処するくらいしか思いつかないけど、とにかく販売禁止なんてのはNGだよな。
でもさ、表現の自由を守るために厳しい規制が出来ないとして、じゃあ、女性が持っている不快感にはどうやって対処すればいいんだろ?
男の子牧場は「とんでもない」「不愉快だ」ってことでサービスが消えたわけで、あの件に関して言えば不快感を生み出す存在はなくなったわけだよな。でも、エロゲのほうは表現の自由を守らなきゃいけないから、男の子牧場みたいにその存在を消すわけにはいかないよな。
もし、男の子牧場が現実の男性の写真をアップするんじゃなくて、架空の男性キャラクターみたいなのをあれこれ格付けして家畜になぞらえて遊ぶような形式だったら、こっちも表現の自由を守る必要が出てくるから、規制できないかもしれん。たとえ、現実の男性じゃなくても、何パターンかに男性をわけて、それを家畜にたとえてあれこれ遊ばれたら、やっぱり、それも不愉快だよな?
ましてや、問題のエロゲは強姦、妊娠、堕胎なんていう不快指数の極めて高いものだ。当然、女性が抱く不愉快さもケタ外れに高い。
でも、表現の自由を守るために完全に消し去ることは出来ないわけだ。
表現の自由を守るのは大切だし、とにかく販売規制はダメだ。ただ、男の子牧場の件で男性が感じたような不快感のさらに数倍も強いであろう不快感が女性に残ったままになるのはマズいよな?
どうすりゃいいと思う?
男の子牧場は「とんでもない」「不愉快だ」ってことでサービスが消えたわけで、 違うよ。全然違うよ。 「牧場」は個人情報の取り扱いが法的に限りなくクロに近いグレー、もしくは...
違うよ。全然違うよ。 だって、本人確認をろくに行わず個人情報を登録させている出会い系サイトなんて山ほどあるもの。 そういうサイトは他人の個人情報を無断で登録出来るし現実に...
おかしな展開に