自転車の後輪を見事につぶして、修理をたのんだ。
土地勘がない地域なのでネットで調べたら、たまたま近所にあった。
しかし田舎なのでそこまで運んだだけで力つきてしまい、その汚さに唖然としながらも、おっちゃんに頼むことにした。
おっちゃんは、快くひきうけてくれ、ほな、また連絡するし、といって電話番号だけ聞かれた。
正直値段のことはさっぱりわからなかったし、わかれぎわにもこれは高くつく、とか言われなかったので、そこらへんに積んである故障車の部品から取ってやってくれるのかな、と思った。
念のため、いくらですか?と聞いたが、わかったらまた連絡するし。と言った。
「うちに部品なかったから、頼んどいたさかい。水曜日に届くし」と快活な声で言われた。
はあ、そうですか、わかりました。それで・・・料金のほうは?とまた聞いた。やはりわからない、ちょっとまってな、と言った。
そして水曜日、おっちゃんは留守だった。数日後電話した。それが昨日なのだが。
「部品届いたさかいに。今から組むから、少しまっててな」
「わかりました。で結局いくらで・・・?」
「そうやなあ、一万円ちょっとで、できると思うわ」
ここから、私は、切れはじめた。正直のところ、激怒。
おっちゃんに、なぜ値段を早く言わなかったのか、など、考えられるばかりの叱責をした。
買ったのは、一万円二千円くらいだった。
おっちゃんは、困っていた。
雑然と古タイヤや部品がつんであるごちゃごちゃした店構えに、くらっとした。
掃除のいきとどいていない台所の奥から、ふてくされたようにおっちゃんが出てきた。
どうしましょうか、とわたしは言った。
高い自転車だと思ったし、こんなギアがついたのは初めてで、業者も部品の値段を教えてくれなかった、といったようなことをぶすっとした顔で言った。
買った量販店で修理頼めばよかったのに。うちみたいな個人商店に頼むのは、いい自転車かと思う。などと言った。
おっちゃんの言い分も、もっともだった。
ギアがついていない自転車だと、6000円くらいだということで、わたしもそのくらいかなあ、と高をくくっていた。
しかし、安い自転車なりの、切替のギアがついていて、私の自転車を複雑にしていた。
工賃をまけるから、9500円でいい。とおっちゃんは背を向けながら言った。
そんな・・・。
部品を注文したり、組み立てたりの手間料がたかだか五百円だなんて・・・。
私は悲しくなって、どうしていいかわからなくなった。
ここから、私は、切れはじめた。正直のところ、激怒。 おっちゃんに、なぜ値段を早く言わなかったのか、など、考えられるばかりの叱責をした。 どん引きです。
やっぱ、引きますか。後悔しています。 どうすればよかったんでしょう?
新品の方が、修理するよりずっと低コストということが消費者には知られていないという話の典型例だと思う。修理の時は個別に部品を選んで発送しないといけないから、高くつく。
そんなんおっちゃんが悪いわ。 よく海外いくと、タクシーとかであるよこういうの。 高い自転車だと思わなかったっていう理由で高い部品つっこまれて修理されても困るわな。 部品って...