2009-01-14

派遣村の人たちは不幸な人々。なぜ叩く。

・自力で職を探せない

実家に戻れない

・親兄弟親戚に助けてもらえない

・助けてくれる友人がいない

・将来の事を考える教育を受けられなかった

いろんな考え方があるんだろうけど、個人的には上の5つに関してとても可哀想だと思う。今、自分派遣の立場ではないけど、仮に会社をクビになったとしたら、まず自分でなんとか職場を見つける事は出来ると思う。さしあたってそれなりの蓄えがあるので半年や1年は焦らずに職は探せる。でもどうしようも無くなれば実家に戻って居候だな。

もし実家が無くなっちゃってしまってたら、事情を説明して明確な期日を設定すれば、2週間や3週間くらいまでなら友人の部屋に居候させてもらえるだろう。親戚も同様だ。自力で職が探せないとなれば、親兄弟親戚、友人に頭を下げれば、職を紹介してもらえずとも、的確なアドバイスはもらえるだろう。金が尽きたら当面の生活費くらいなら貸してもくれるだろう。

自分でなんとかできなくても、家族や友人に助けてもらえる可能性は高そうだ。他人だから当てにしてはいかんのだろうけどね。まあいずれにしても、今の職場からクビを切られたら何もかもがおかしくなってしまうというようなリスクを抱えていないつもりなので、会社をクビになるという事を起点にして不幸になる事は無い。親の教育の賜物だろうか。

派遣村にいる人達は、可哀想だ。個人的なセーフティネットを持っていない。家族や友人も助けてくれないし、十分な教育も受けていなかった。なぜそういう人達が叩かれなくてはならないのだろうか。ホームレス叩きも同様だ。一般の人達が持ち合わせているものを持っていないだけでなぜ叩かれるのだろうか。持ち合わせていると言っても、たまたま持っていたり、親が教えてくれたから知ってた程度の知識を得ているだけなのに・・・

親がまともで良かった。友人がたくさんいて良かった。たまたま仕事/職業に恵まれてよかった。

たまたま今の自分があるだけで、何かがどうかなっていたら派遣村にいるのは自分であったりする事もあったと思う。誰だってそうなのに、なぜ叩けるのか。誰も好きであそこには行けないだろう。いや、まだ派遣村にいけるだけいいかもしれない。病気なんかでいけない人もいるだろうに。

親兄弟親戚、友人にも恵まれていない人達派遣村へ行く。なんて悲しい事だ。

仕事が見つかっても、結局は仕事が無くなればまた同じ事の繰り返しではないか。

誰も助けてくれないという事は、誰も助けて上げられないという事。可哀想だ。

誰にも頼られず軽んじられてしまう。

働く事は出来ても、派遣でつらい目にあった状況が一生続くのだ。

雪山で行き倒れになった人を、雪まみれの長靴で蹴りつける薄着の人よ、次に倒れるのはあなた達ですよ。

  • 新たな手法を開発しようぜ。 全てパワーポリティクス的と解釈している、といわれても仕方が無い。 俺の怒りへの理解を優越感ゲームに使ったら腹が立つ。

記事への反応(ブックマークコメント)

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん