2009-01-05

イカスミのように真っ黒い液体が自分の中でうろうろしている。

昔所属していた学生オケでトップ争いがあったとき

陰口が渦巻いてる状況に耐えられなくなって誰にも何も言わずオケを辞めた。

それでも、オケで弾くのが楽しい時もあったじゃないかと思って

他のアマオケに入ったけれど

「他人の邪魔にならないよう弾かなきゃ」という意識が先行して

一人で勝手に緊張を感じてフェードアウト

学生オケ時代の知人が立ち上げるオケに立ち上げから関わったら

またオケを好きになれるかもしれないと思ってすごくいろいろ頑張ったけど

他の運営メンバーにうまく仕事振れなくて、フリーライダーを作ってしまい

でも誰にも自分のしんどさを伝えられなくて一人でいろいろ抱え込んで、

第一回演奏会終わった直後に高熱出して寝込んだ。そのオケも辞めた。

楽器を弾くのが全然楽しくなくなったので

バイオリンを試してみたいという友人のところに貸した。

楽器ケース見るのも嫌だった。

どんなに練習しても超えられない壁があって、

自分の体なのに言うこと聞いてくれなくて、もう嫌だと思った。

上手くなりたいのにどうしたらいいのかわかんなくなった。

好きだったはずのものを嫌いになっちゃうのってものすごく悲しい。

学生オケ内の政治力はその人の楽器の腕とニアリーイコールだから

あの時、周りを黙らせるくらい楽器が上手かったら

少しは状況が変わっていたのかなとも思うけれど

そういう訳でもないんだよな。

言いたいことがある時はその場で言わないとだめなんだよな。

去年の秋、システマチック基礎練を教えてくれる先生と出会って

今は少しずつ基礎の練習からもう一度さらってる。

長いこと蓄積してきた体の癖はそう簡単に抜けてくれないけど

構えを変えたら明らかに響きが変わった。

浅田真央自分ジャンプの悪い癖を3週間で修正したってTVでやってたけど

それができるのは本当に本当にすごいことだと思う。

あと、たまたま今の学科内で弦楽四重奏のできるメンツが揃ったので

時々四重奏を合わせてる。

まだまだ上手く弾けないところもあるけれど、気の合う4人で弾くのは楽しい

オーケストラみたいな大規模な組織でなんかするのは向いてなかったみたい。

ほんと学生オケコンマス決めの時は怖かった。

何人かと雑談してて、コンマス候補の子が席を外した瞬間、悪口の大炸裂。

もう( ゜Д゜)ポカーンとしてなにも言えなかった。

さっきまでニコニコ楽しげに雑談してたのに。

あと、自分楽器の腕に対してこだわりすぎてたことに最近気づいた。

音質は悪くないんだけど、基礎がないから音程アーティキュレーションがめちゃくちゃ。

生き急ぐこともないんだよな。

解決すべき課題がきちんと見えてきただけ数年前より格段にラクにはなってる。

今年は楽しく楽器の弾ける年にしたいなあ。

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