2008-12-06

「なにそれ?」と書いて

成績は悪くないのに、「この年なら普通知ってるだろ」という何かを本当に知らない子。

知らなかった事実に出くわす度、いちいち気持ち悪いと感じてしまう。

もちろん知らなくたって誰の迷惑にもならないし、そんな些細なことで失望する私がどうかしているのだろうが、

「なにそれ?」の対象はどれも、ケチャップの原材料は?程度の

その年までごく普通の家庭で生活していればどこかで目にし、おおまかな概念を理解するものだ。

もちろん相手の知らない話題で辱めようという意図などなく、

「多くの人が当然知っているもの」として、ほぼ無意識に会話に登場させるが

自分の知らない単語が出ると躊躇なく「なにそれ?」を繰り出される。

業務上の新人研修生ならともかく、

自分無知を隠さず、誰にでも素直に疑問をあらわせることは、そんなにいいことだろうか?

どうも私は「無神経な人間」としてしか受け取ることが出来ない。

「なにそれ?」には、「私は知らないんだからその話題終了ね」とルビがあるようで、一種の横暴さを感じる。

知らないことを隠して欲しいわけではないが、そう言えてしまう神経が信じられない。

話す相手に対する礼儀を持っていない人間のようで、気味が悪い。

つまり私は、無知で無神経な人間が嫌いなんだなと。

なんでここまで無知なのを自覚してないの、と遠まわしに伝えたい衝動に駆られるが、

こちらの言外の意図なんて汲み取らないのだろう。

  • 「なにそれ」を平然という言う生き物の、 正体不明の気持ち悪さ・いやらしさを、同じように思ってた方がいたのでちょっと安心した。 月並みだけれど、世の中のスピードが恐ろしい...

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